約4年ぶりのご静養で「ごっつんこ」のハプニング
ご一家は昨年4月にも、御料牧場に滞在されており、今回、同牧場での春のご静養は2年連続だった。昨年はコロナ禍を経て約4年ぶりのご静養で、 天皇陛下は、「久しぶりに3人で来ることができて、とてもうれしく思っております。」と報道陣に向かって答えられた。
また、散策中に天皇陛下が指された桜を見ようと、雅子さまが顔を寄せられた際に、陛下と頭がぶつかるハプニングがあった。このとき、雅子さまが「ごっつんこ」とおっしゃり、愛子さまと共に笑顔を見せられた場面もあった。
動物好きの愛子さま 愛馬のお墓参りや子牛の命名も
昨年のご静養で、御料牧場内で過ごされた天皇ご一家の写真が公開されている。自転車で牧場内を移動されていたり、鶏舎で卵を採られたり、タケノコ、トマトやイチゴの収穫を楽しむ姿などが公開された。
御料牧場内に滞在中、牛や馬と触れ合われた天皇ご一家は、生まれたての子牛のもとを尋ねられた。子牛が生まれる直前に虹が出たことから、愛子さまが子牛を「レインボー」と名付けられたという。ご一家が「レインボー」にミルクも与えられた写真も公開されている。
御料牧場には、幼い頃から愛子さまが親しまれた愛馬「豊歓」のお墓もあり、滞在中に花とにんじんを供えられたという。
新型コロナウイルスの感染状況が落ち着き、2年連続で御料牧場をご静養先に選ばれたのは動物がお好きな天皇ご一家のお気に入りの場所だからなのかもしれない。
愛子さまの思い出の地、須崎御用邸 上皇ご夫妻と秋篠宮ご夫妻と貴重な3家族ショットも
ご静養先として滞在される葉山御用邸や須崎御用邸は海が近く、春や夏など温かい季節に滞在されてきた。
須崎御用邸は2002年8月に上皇上皇后両陛下(当時は天皇皇后両陛下)と秋篠宮ご夫妻、その長女・眞子さん、次女・佳子さまとともに静養された場所でもある。三家族で三井浜を散策されるご様子は、 貴重なショットとなった。
天皇ご一家は皇太子時代の2010年から2019年まで、8年連続で須崎御用邸に滞在されている。須崎御用邸は、2022年3月に愛子さまがご成年を迎えられた際の記者会見でも思い出の地としてあげられた。
「両親との思い出といいますと、やはり私の学校の長期休みに出掛けた旅行のことが真っ先に思い浮かびます。どの旅行も非常に思い出深いものでございますけれども、静岡県の下田市にある須崎御用邸に行き、海で泳いでいる時に、綺麗なお魚の群れを発見して皆で観賞しましたり、また、須崎はほとんど波のない穏やかな海でございますけれども、サーフボードを浮かべて、そこに3人で座る挑戦をして、見事全員で落下した思い出など、お話しし始めると日が暮れてしまうかもしれません」
今年の夏のご静養でも、ご家族揃って素敵な時間を過ごされたことだろう。