世の中に無数にあるダイエット法。でも、どれが効いて、どれが効かないの?
予防医学の権威、新潟大学名誉教授の岡田正彦さんは、2017年5月24日(水)に『話題のダイエットを格付けしたら…』(三五館刊)を上梓。数々の話題のダイエット法を、世界の医学論文や統計データに基づいて精査している。
岡田さんは、巷に溢れるダイエット法を「食べる系」「食べない系」「運動系」の3つに大別。今回は「運動系」。岡田氏は総じて「運動系」ダイエット法に高評価を与える。
「海外の研究ですが、食事制限だけを行なった人と、運動と組み合わせて行なった人の比較調査では、後者の方が圧倒的にリバウンド率が低いという結果でした。筋肉と骨をしっかりと鍛えることで脂肪もつきにくくなります。
運動の種類は基本的になんでもOK。ただし継続できるような自分好みのものを選んだほうがいいでしょう」(岡田さん、以下「」同)
【運動系01】脈拍数が上がる「ダンス系ダイエット」
単調な運動では飽きてしまって長続きしない。そこで岡田さんが「もっとも好ましい」としたのが、ダンス系のダイエットだ。
「ダンスや体操のDVDを使えば、自宅で楽しく運動できます。地域の社交ダンス教室などに通えば、人と接する刺激もありますし、精神的な健康にもつながるでしょう。
要はカロリーを消費すればいい。必ずしも激しい運動である必要はなく、目安としては通常時よりも脈拍数が少し上がるくらいで十分です」
太極拳やヨガなども同様で、無理なく楽しく続けられるダンス系ダイエットは、8点と最高点をマークした。