55歳からは筋肉より見た目! “体を美しく整える”という発想で、ハードなトレーニングなしでも見た目印象を変える方法を、“20代から変動なし”の奇跡のアラカンボディの持ち主「ビューティーボディクリエイター」の宮城裕子さん(59歳)に聞いた。映える&効きめがある&気分が上がるおしゃれ・美容・趣味・暮らしの実例やヒントを紹介する、大人女性に向けたムックシリーズ『reShine』から注目記事をピックアップしました。
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「後ろ姿」と「姿勢」を整えるだけでも、印象はかなり変わります
私は何歳になっても「美しくあるための身体作り」でいいと思っています。それが結果として最も大切な怪我防止にもつながりますので。私の80歳代のクライアントの姿勢と歩く姿の美しさといったら! 筋肉量や体重の数値だけではなく、輝きたい場所でキレイな自分を出すために身体を整える。それが私の考えるボディメイキングです。
美しくあるための身体作りに欠かせないのは「美しい姿勢」と「後ろ姿」。特に「後ろ姿」を改善すると、かなりの印象変化に。また「美しい姿勢」も意識を習慣化するだけで、どんな人でもいつからでも実践可能です。
宮城さんが考える美しい身体作りの極意
数字より見た目重視。 意識の習慣化や“ながら動作”も取り入れて無理なくタイパよく! 苦手意識がある人こそ必見です。
【1】筋トレできる体力がない…!美しい姿勢と美しい動作を手に入れるだけで5歳は若返ります。
【2】街で鏡に映った自分に愕然!鍛えるべきは“後ろ姿”。ここを鍛えるだけで周りは変化に気づくはず。
【3】ながら運動でタイパしたい!ながら運動でも、効果の出やすい方法でお得にボディメイク。
これさえ押さえておけば安心!【簡単】効率重視の美ボディトレーニング
では、簡単にできる効率重視の美ボディトレーニングを紹介します。これさえ押さえておけば安心です! 回数に制限はありませんが、ご自身の健康状態に合わせて無理のない範囲で行ってください。
【1】どんな人でもできる!美しい立ち姿と歩き方で5歳若返る
【立ち方】耳たぶからくるぶしまでが一直線になるようにキープして、足を吸盤のようにして立つ。
横から見て耳たぶ・肩の先端・太ももの外側・くるぶしを結んだラインが一直線になるように立つ。正面から見た時は肩と骨盤のラインが水平になっていれば◎。
最後に、足の人差し指と膝の中央が揃っているかチェックを!
【歩き方】美しい歩き方のコツは、股関節をモーターにするイメージで。
【1】正しく立ち、モーターを巻き上げるように腸腰筋を使い股関節から足を持ち上げる。
【2】回転させるように股関節から前に踏み出す。踵から着地すると後ろ足が自然に持ち上がる。
【3】モーターが回転した反動で後ろ足が上がり次の一歩に。この方法だと膝への負担も軽減。
◆教えてくれたのは:ビューティーボディクリエイター・宮城裕子さん
指導歴36年。沖縄を拠点に東京・京都の3都市で「自然と共にカラダを内側から美しく」をテーマに数多くの女性たちにレッスンを実施中。“20代から変動なし”の奇跡のアラカンボディの持ち主。Instagram@1227_yukomiyagi
撮影/沼尾翔平 構成・文/加治かおる
※『reShine』2024年夏号