ライフ

67歳オバ記者、“汚部屋”を片付けてキレイに「モノを捨てるといいことが起こる?」疎遠だった美女優にバッタリ

オバ記者
キレイな部屋になったとたん2年ぶり“あの子”とバッタリ!
写真8枚

ライター歴45年を迎えたオバ記者こと野原広子(67歳)。先日、ネット番組から「ライフスタイルを取り上げたい」とオファーがあったことから、“汚部屋”を片付けてキレイな部屋に変身! それがきっかけか。“意外なうれしい出来事”があったという。

* * *

朝起きると部屋がきれい!

めずらしく早朝に散歩に出たら黄色い帽子の小学生の群れと出会ったの。みんな手には大きな布の手提げ袋を持っている。そうか、二学期が始まったのね。そういえばこの日も気が遠くなるような酷暑だったけど、むむむ。風が秋!

オバ記者
大きな手提げを持って登校している小学生たち
写真8枚

正直な話、ひとり暮らしをしているといちいち季節の変化なんか感じちゃいられないのよね。年中行事は、あれは人として道の真ん中を歩いている人がすることで、こっちは「中秋の名月? はいはい、よござんすね」とプイと横を向いちゃう感じ。

だったんだけどさ。この秋は、何かが違うのよ。どう違うかというと、朝、目が覚めたときに部屋がきれい!

気になる“あの子”が目の前に!

長い間、片付けられない女だった私が、急にやる気になったのは某テレビ局が私のライフスタイルを番組にしたいと連絡してきたから。これをキッカケに「よし汚部屋を人が暮らす家にしようではないの!」と、鼻息を荒くしてたら友だちが手伝ってくれた、という話は前回に書いた。

オバ記者
どこから手をつけたらいいか分からない部屋が
写真8枚
オバ記者
友人2人のおかげでここまできれいに!
写真8枚

で、本題はここからなんだけどね。部屋をきれいにしたら人を呼びたくなった。孤食には慣れている、とか言ってもたまには誰かとおしゃべりしながらおかずをつつきたいな。そういえば最近、”あの子”どうしているかな、と思って道を歩いていたら、ウソッ! あの子が向こうから歩いて来るじゃない!

あの子とは女優の清水美那で、出会いは3年前の暑い盛りにさかのぼるの。

ひょんなことから、カラオケ100点おじさんでミュージカルシンガーのS氏と私が仲良くなった。で、美那とS氏は舞台の共演者で雑談をしている時にS氏が「オバ記者」と言ったら美那が「えええ〜! うそー! 私、ダイエット記事、ずっと読んでるよ」と目を丸くしたんだそう。

オバ記者
女優の清水美那さん
写真8枚

それで、「じゃあ、ご飯でも」ということになり、3人で渋谷でうなぎを食べた。そしたら美那がよく行く親戚の家は私の住まいの目と鼻の先! それでふたりで飲みに行ったり焼き肉を食べたり、美那の出ている芝居を見に行ったりの交友が続いたの。

疎遠になった関係が復活したのはモノを捨てたから?

が、そうこうしている間に、私の母親が亡くなり、私は卵巣と子宮の全摘手術。その間、とくに理由はなく美那とは疎遠になったんだわ。

オバ記者
6時間もの手術を終えた時のオバ記者
写真8枚

それがそれが、ひと月ほど前に、不意に「どうしてるかな」と思ったら会った! その時はお互いに先を急いでいたんで慌ただしく別れたけど、それから2週間後、また、会った!

私の家と、彼女のよく行く親戚の家が近いなら、そりゃあ、バッタリ会うこともあるでしょ、と思うかもだけど、美那が言うんだわ。

「広子さん、私が驚いたのは、2回ともふだんは通らない道を通ったときに限ってだったからなの。しかもこの2年はまったく会わなかったのに、なんで?」

そんなわけで先日は美那を夕食に招き、別の日には中間地点の橋の上で待ち合わせして、手製のサンドイッチを差し入れて、ちょい母ちゃん気分。

オバ記者
美那を誘ってキレイになった部屋で一緒に夕食
写真8枚

ちなみに美那は恩地日出夫監督、市原悦子主演の映画『蕨野行(わらびのこう)』の準主役で19才でデビューした、由緒正しい女優さんなのよ。いっしょに飲みに行ったら「CMに出てたよね」と知らない人から声をかけられてたっけ。

全国の汚屋敷、汚部屋の主に告ぐ! とりあえずいらないモノを捨てると、いいこと、楽しいことが起こるよー! だまされたと思って、ぜひ!

◆ライター・オバ記者(野原広子)

オバ記者イラスト
写真8枚

1957年生まれ、茨城県出身。体当たり取材が人気のライター。これまで、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。昨年10月、自らのダイエット経験について綴った『まんがでもわかる人生ダイエット図鑑 で、やせたの?』を出版。

【416】”片付けられない女”67歳オバ記者、散らかり放題の”汚部屋”の片付けを決意…「ゴミ袋15個出してスッキリ」どうやったのか?

【415】67歳オバ記者、納豆は地元・茨城の“ソウルフード” 「納豆のアレンジ料理」は否定派だったけれど、チーズと一緒に食べてみると?

→オバ記者の過去の連載はコチラ