
少しずつ秋めいてきた日本列島。ファッションも秋物に徐々にシフトしていく頃。そこで、皇后雅子さまの秋ファッションをチェック。アウターいらずのこの時期に、ファッションのポイントになる「おしゃれバッグ」のコーディネートを振り返る。
ゴールドのチェーンバッグがアクササリーのように華やかさをプラス
1998年10月、ボローニャ歌劇場の日本公演をご鑑賞になった雅子さまは、光沢感のあるベロア素材のモスグリーンのワンピースにチェーンバッグでお出ましに。



胸元はメッシュデザインで上品な大人の肌見せ(1998年10月9日、写真/JMPA)
雅子さまは、胸元がメッシュデザインになったベロア素材のワンピースをお召しに。ワンピースのカフス部分もゴールドのボタンにリンクするように、ゴールドのチェーンバッグを合わせ、アクセサリーのようにポイントになっている。深みのあるモスグリーンに、黒の靴とバッグ、ゴールドのチェーンやブローチがエレガント。
犬柄のスーツに合わせたボルドーカラーのバッグがエレガント
1999年10月、岐阜県立希望が丘学園をご訪問の雅子さまは、猟犬の柄のシルクがポイントのボルドーカラーのスーツをお召しだった。

ボルドーカラーのセットアップに合わせ、同カラーのこぶりなバッグをセレクトされた雅子さま。バッグは金具がゴールドで、胸元のブローチやイヤリングともリンク。柄にも黄色がはいっているので、リンクし合ってさりげなく華やかさを底上げしていた。
白のワントーンコーデにスカーフとブラウンのスクエアバッグでアクセント
2002年10月、栃木県の御料牧場に滞在されるため、駅に到着されたご一家。雅子さまは白のパンツスーツにスカーフとブラウンのスクエア型のバッグをコーディネートされていた。


首元には、寒さ対策にもなる光沢感のあるスカーフを立体的に巻かれ、そのスカーフにも入ったブラウンを拾って、ブラウンのバッグをチョイス。靴も濃い目のブラウンで、統一感のあるコーディネートに。
ペールピンクのセットアップにブラウンのバッグが柔らかい雰囲気を演出
2016年10月、ベルギーのフィリップ国王夫妻が、友好150周年を記念して国賓として来日した際は、ピンクベージュのセットアップに、ブラウンの小ぶりなバッグが素敵だった。





優しいピンクのセットアップに、明るめのブラウンのバッグを合わせることで、柔らかい雰囲気になっている。華やかな帽子が存在感を放つなか、デザイン性のある持ち手のバッグがさりげなくおしゃれ度を昇華。顔周りはパールアクセで、足元は濃いブラウンのパンプスを合わせたグラデーションコーデが成立。
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ワインレッドのワンカラーコーデはリッチな素材MIXしてノーブルな印象に
2023年10月29日、東京都府中市の東京競馬場で行われた秋の天皇賞を、天皇皇后両陛下がご観戦。雅子さまはワインレッドのセットアップに同じカラーの台形のバッグをお持ちに。





雅子さまにとってワインレッドやボルドーはお気に入りカラーのひとつ。この日は、襟にベロア素材が使われたワインレッドのセットアップをお召しだった。パンツスタイルだったが、同じワインレッドカラーのベロア生地のバッグが女性らしさを底上げ。ワンカラーコーデにバッグや靴で異素材をミックスすることで、コーディネートに奥行きが生まれる。バッグが小ぶりでデザインに凝ったものだとおしゃれのポイントになり、一気に特別感がアップしていた。
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