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《10分以内!》煮込み、パスタ、アクアパッツアなど、鍋ひとつでササッとできる時短レシピ6品

「牛肉のトマト煮」
短時間で、煮込んだようなトロ~リ感の「牛肉のトマト煮」
写真6枚

じっくり時間をかけて煮込むことでおいしくなるイメージの鍋料理も、コツさえ押さえれば驚くほど短時間で仕上がる。鍋ひとつだから、簡単で片付けも楽になる新・時短レシピを、ぜひマスターしてください。

蒸し物やゆでないパスタなど少ない水分で加熱するのがポイント

「水の量が多いとどうしても沸くまでに時間がかかるので、水分量を少なくして煮たり蒸したりするのが、時短の大きなポイント。また、余熱で火を通して仕上げると味が染みやすく、煮込んだような味わいに。ゆでないパスタもワン鍋がおすすめ。フライパンより深さがあるため、麺がくっつきにくく、失敗しにくいですよ」(料理研究家・ほりえさちこさん)

※紹介するレシピの分量は全て2人分です。

【8分】「牛肉のトマト煮」のレシピ

野菜たっぷり! 牛肉とトマトの旨みが濃厚。牛肉に小麦粉を絡めることで、煮込んだようなトロ~リ感が短時間で完成。

《作り方》

【1】玉ねぎ1/2個は薄切りにする。牛切り落とし肉200gは塩・こしょう各少量、小麦粉大さじ1をもみ込む。

【2】鍋にトマト缶1カップ、水1/2カップ、おろしにんにく1片分、コンソメ(顆粒)・はちみつ各小さじ2、【1】を入れて混ぜ、蓋をして中火で5分加熱する。

【3】ブロッコリー1/2株を小房に分けて加え、蓋をしてさらに3分加熱し、塩・こしょう各適量で味を調える。

【10分】「無水ガーリック豚れんこん」のレシピ

最初にさっと炒めることで香ばしく。野菜の水分をいかして加熱調理するので、水を加える必要なし。

「無水ガーリック豚れんこん」
「無水ガーリック豚れんこん」
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《作り方》

【1】れんこん200gは4~5mm厚さの半月切り、にんにく1片はみじん切りにし、さやいんげん8本は3〜4cm長さに切る。

【2】鍋にオリーブオイル大さじ2、にんにく、豚こま切れ肉200gを入れて炒め、肉の色が変わったら残りの【1】を加えてさっと炒める。

【3】全体に油が回ったら酒大さじ3、鶏がらスープの素小さじ1を加えて混ぜ、蓋をして弱火で8分加熱する。塩・粗びき黒こしょう各適量で味を調える。

【6分】「トマトクリームソースパスタ」のレシピ

調味料、食材、麺を一緒に加熱して時短に。スパゲッティは早ゆでのものを。トマトジュースで煮るのがポイント。

「ツナとキャベツのガーリックパスタ」と「トマトクリームソースパスタ」
「ツナとキャベツのガーリックパスタ」(左)と「トマトクリームソースパスタ」(右)
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《作り方》

【1】玉ねぎ1/2個は薄切りにし、ベーコン2枚は2cm幅に切る。

【2】鍋にトマトジュース(無塩)2カップ、水1カップ、コンソメ(顆粒)小さじ2、おろしにんにく1片分、【1】を入れて中火にかける。沸騰したらスパゲッティ(4分ゆで)200gを半分に折って加え、蓋をして弱火にし、ときどき混ぜながら5分加熱する。

【3】生クリーム1/2カップを加えて混ぜ、塩・こしょう各適量で味を調える。器に盛り、パセリのみじん切り適量を散らす。

【6分】「ツナとキャベツのガーリックパスタ」のレシピ

ツナの旨みとにんにく風味が食欲をそそる。スパゲッティは半分に折って加えれば、少ない水分量でもしっかり火が通る。

《作り方》

【1】キャベツ180gはざく切りにする。

【2】鍋にオリーブオイル大さじ2、つぶしたにんにく1片、赤唐辛子1本を入れて弱火にかけ、香りが立ったら水2と1/2カップ、【1】、塩小さじ1/3、鶏がらスープの素小さじ2を加えて中火で加熱する。

【3】沸騰したらスパゲッティ(4分ゆで)200gを半分に折って加え、蓋をして弱火にし、ときどき混ぜながら4分加熱する。

【4】ツナ缶1缶(70g)を缶汁ごと加えて混ぜ、塩・粗びき黒こしょう各適量で味を調える。

【5分】「野菜たっぷりポトフ」のレシピ

ゴロゴロの具材に味が染み染み!野菜を気持ち小さめに切って余熱を生かせば、加熱時間5分で味染みに。

「野菜たっぷりポトフ」
「野菜たっぷりポトフ」
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《作り方》

【1】キャベツ160〜200gは3cm幅のくし形切り、にんじん1/3本は1cm幅の輪切り、玉ねぎ1個は4つ割りにし、じゃがいも大1個は一口大に切る。ウィンナソーセージ8本は切り込みを数か所入れる。

【2】鍋に【1】、水2カップ、コンソメ(顆粒)小さじ2、あればローリエ1枚を入れ、蓋をして中火で5分煮る。火を止めて蓋をしたまま3分おき、塩・粗びき黒こしょう各適量で味を調える。

【7分】「スープアクアパッツア」のレシピ

魚介だしが溶けたスープが絶品。火の通りにくいじゃがいもは、上に具材をのせることで蒸されて、早く火が通る。

「スープアクアパッツア」
「スープアクアパッツア」
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《作り方》

【1】じゃがいも1個は5mm厚さの半月切り、玉ねぎ1/2個とにんにく1片は薄切りにする。

【2】鍋にオリーブオイル大さじ2、にんにくを入れて弱火にかけ、香りが立ったら残りの【1】を加えて中火で炒める。

【3】塩適量を振った鯛の切り身2切れ、あさり(砂出し済み)150g、ミニトマト8個、小房に分けたブロッコリー1/2株、水1カップ、白ワイン大さじ4、コンソメ(顆粒)小さじ1を加え、蓋をして5~6分加熱する。

【4】あさりの口が開いて鯛に火が通ったら塩・粗びき黒こしょう各適量で味を調える。

◆教えてくれたのは:料理研究家・ほりえさちこさん

エプロンをした黒い服の女性
料理研究家のほりえさちこさん
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栄養士、ヨーグルトソムリエ。手早くおいしく作れるレシピが好評。『糖質オフ1か月+春夏秋冬1週間晩ごはん献立』(主婦と生活社)など著書多数。https://www.instagram.com/sachiko2614113/

撮影/菅井淳子 スタイリング/三谷亜利咲 取材・文/平井薫子

※女性セブン2024年10月24日・31日号

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