料理・レシピ

グラタンやドリアの旬食材アレンジレシピ6つ さんま、たら、里いも、かきなどを使って極旨の逸品に

「里いもと明太子のグラタン」
「里いもと明太子のグラタン」など旬食材のレシピ多数
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木枯らしが吹く肌寒い季節には、心も体も温まる熱々のドリアやグラタンが恋しくなります。定番レシピもおいしいけれど、実は具材の組み合わせなどアレンジは無限大! そこで、いまが旬の食材を使った絶品レシピを紹介します。

※材料2人分。ホワイトソースは、市販1缶(290g)を使用しています。トースターの場合は表面によい焼き色がつくのが目安です。オーブン使用の場合は予熱をし、220℃が目安です。いずれもメーカーなどによって異なるため調整しながら焼いてください。

「里いもと明太子のグラタン」のレシピ

ねっとりとした舌触りと明太子のピリ辛は最強コンビ。

《作り方》(2人分)

【1】耐熱容器の内側にバター少量を薄く塗る。蒸した里いも8個(正味360g)は1.5mm厚さに切って器に並べる。辛子明太子ひと腹(80g)は薄皮ごと1cm幅に切り、くるみ10粒は手でくだいて加える。シュレッドチーズ30gを散らす。

【2】【1】にホワイトソース1缶をかけ、シュレッドチーズ30gを散らす。

【3】オーブントースターで10~15分ほど焼き目がつくまで焼く。

「たらの青のりホワイトソースグラタン」のレシピ

じゃがいもとの相性抜群。磯風味プラスが新しい。

「たらの青のりホワイトソースグラタン」
「たらの青のりホワイトソースグラタン」
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《作り方》(2人分)

【1】じゃがいも2個(300g)は皮つきのまま水で濡らし、ふんわりとラップで包んで電子レンジ(600W)で竹串が刺さるまで5~7分ほど加熱する。粗熱をとってから皮をむき、ひと口大に切る。耐熱容器の内側にオリーブオイル少量を薄く塗り、じゃがいもを並べる。

【2】玉ねぎ1/2個は薄切りにし、フライパンにオリーブオイル適量を入れて中火で透き通るまで炒める。塩・こしょう各少量をふり、【1】の上にのせる。

【3】フライパンは洗わずにオリーブオイル適量を足し、甘塩だら2切れ(220g)を両面焼き、白ワイン大さじ2をまわし入れて蓋をして中火にかけ、中まで火を通す。3~4等分に切り、【2】に並べたらホワイトソース1缶に塩・こしょう各少量と青のり大さじ1を混ぜたものをかけ、粉チーズ大さじ2を散らす。オーブントースターで15分ほど焼き目がつくまで焼く。

「かぶとえび、トマトのドリア」のレシピ

ジューシーな焼き野菜を堪能崩して召し上がれ。

「かぶとえび、トマトのドリア」
「かぶとえび、トマトのドリア」
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《作り方》(2人分)

【1】耐熱容器の内側にオリーブオイル少量を薄く塗る。かぶ1個は皮付きのまま5mm厚さに切り、葉は小口切りにする。まいたけ1/2パック(50g)はひと口大にさき、トマト1個は5mm厚さにスライスする。むきえび80gは背わたを取り除く。

【2】フライパンにオリーブオイル適量を入れて中火にかけ、かぶの実を両面焼いて取り出す。同じフライパンにオリーブオイル適量を足し、まいたけとえび、かぶの葉を炒めて塩・こしょう各少量をふる。

【3】【1】の容器に温かいご飯茶碗2杯分(300g)を平らに広げたら、カッテージチーズ70gを散らし、塩・こしょう各少量をふる。具を2等分にし、器の奥からトマト、カッテージチーズ適量、【2】のかぶ、まいたけ、かぶの葉、えびの順番に横並びにし、同様に残った具を並べたら塩・こしょう各少量をふり、オリーブオイル大さじ2を全体にまわしかける。オーブントースターで15分ほど焼き目がつくまで焼く。

「さんまとなすのグラタン」のレシピ

脂がのった旬の味わい。とろとろの秋なすも絶品。

「さんまとなすのグラタン」
「さんまとなすのグラタン」
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《作り方》(2人分)

【1】耐熱容器の内側にオリーブオイル少量を薄く塗り、トマト缶(ダイス)300g、にんにくすりおろし・塩各小さじ1/2、こしょう少量を混ぜたものを敷き詰める。

【2】さんま2尾は、塩少量をふり、グリルで両面焼く(器の大きさに合わせてカットする)。なす3本は1cm厚さの輪切りにする。フライパンにオリーブオイル大さじ4とにんにく1片を縦半分に切ったもの、ローリエ4枚を入れて中火にかけ、香りが出てきたらなすを加えて両面焼き、なすを【1】の上に並べる。

【3】【2】の上に焼いたさんまを置き、パン粉大さじ2、粉チーズ大さじ1を混ぜたものをかける。オリーブオイル大さじ1を全体にまわしかけ、ローリエを上に飾る。オーブントースターで15分ほど焼き目がつくまで焼く。

「ほうれん草の豚バラ巻きドリア」のレシピ

巻くことで食べ応えアップ。Wチーズ使いが贅沢。

「ほうれん草の豚バラ巻きドリア」
「ほうれん草の豚バラ巻きドリア」
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《作り方》(2人分)

【1】ほうれん草6株(140g)は、塩少量をふり、ラップをかけて電子レンジ(600W)で1~2分ほど加熱する。粗熱がとれたら水けを絞り、長さを2等分に切り重ねる。モッツァレラチーズ1個(280g)は1cm幅の棒状に切る。

【2】豚バラ肉180gは、塩・こしょう各少量をふり、長さを半分に切る。ほうれん草とモッツァレラチーズを適量ず
つ巻いてそれぞれ3cm長さに切る。

【3】耐熱容器の内側にオリーブオイル少量を薄く塗り、ご飯茶碗2杯分(300g)を平らに広げ、トマト缶(ダイス)1/2缶、塩・にんにくすりおろし各小さじ1/2、こしょう少量、オリーブオイル小さじ2を混ぜたソースをのせ、【2】をドーナツ状に並べる。モッツァレラチーズ1/2個を中央に置き、粗びき黒こしょう少量をふる。オーブントースターで15分ほど焼き目がつくまで焼く。

「かきと春菊のホワイトソースドリア」のレシピ

クリーミーで濃厚。ほろ苦さもたまらない。

「かきと春菊のホワイトソースドリア」
「かきと春菊のホワイトソースドリア」
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《作り方》(2人分)

【1】耐熱容器の内側にバター少量を薄く塗り、温かいご飯茶碗2杯分(300g)を平らに広げる。

【2】春菊3本(60g)は葉と茎にわけ、葉は半分にちぎり、茎は小口切りにする。しいたけ4枚は軸ごと放射状に4~6等分に切る。フライパンを中火にかけ、バター10gを入れて春菊の茎としいたけを炒める。塩・こしょう各少量をふり、【1】の上に広げる。

【3】フライパンは洗わずにバター10gを足し、かき10粒(260g)を両面焼き色がつくまで焼き、塩・こしょう各少量をふる。白ワイン大さじ2を入れて蓋をし、1分ほど加熱したら、【2】にかきと焼き汁も一緒に加え、春菊の葉を散らす。ホワイトソース1缶を全体にかけ、粉チーズ大さじ2を散らす。オーブントースターで15分ほど焼き目がつくまで焼く。

※材料2人分。ホワイトソースは、市販1缶(290g)を使用しています。トースターの場合は表面によい焼き色がつくのが目安です。オーブン使用の場合は予熱をし、220℃が目安です。いずれもメーカーなどによって異なるため調整しながら焼いてください。

◆教えてくれたのは:料理研究家・渡辺麻紀さん

赤いストライプ柄のエプロンをした女性
料理研究家の渡辺麻紀さん
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ル・コルドン・ブルー東京校で勤務後、フランス・イタリアで現地の味を学ぶ。家庭で作れるようにアレンジしたフレンチレシピが人気。近著に『新キッシュ 手間も時間も1/3で作れる』(文化出版局)ほか多数。

撮影/鈴木泰介 スタイリング/ふかのほのか 取材・文/川越光笑

※女性セブン2024年11月21日号

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