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2024年最もホットな県「鳥取県」の楽しみ方 『名探偵コナン』の聖地や人気カフェのほか、東京で味わえるグルメも

名探偵コナンの像と男性
元阪神タイガースのエース・能見篤史さんが鳥取の旅をナビゲート
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北栄町出身の漫画家・青山剛昌先生原作の『名探偵コナン』の劇場版最新作は興収150億円を突破。幼少期を八頭村で過ごした石破茂氏が首相になるなど、2024年は鳥取県出身の人物がスポットライトを浴びた1年に。そこで今回、鳥取が育てた元阪神タイガースのエース・能見篤史さんとともに“日帰りでも楽しめる”名スポット&グルメを紹介! さらに、東京で鳥取を堪能できるスポットもチェックを。【前後編の後編】

【14:15】カフェで一息「知事のシャレから生まれた鳥取を代表する人気カフェ」

2014年当時、平井伸治県知事が全国で唯一大手コーヒーチェーンがなかった鳥取を「スタバはないけどスナバはある」と発言したことで誕生した『すなば珈琲』。

「すなば珈琲」の前でポーズをとる男性
鳥取を代表する人気カフェ「すなば珈琲」
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サイフォン式でコーヒーを抽出している
鳥取の砂を使ってじっくり焙煎、サイフォン式で抽出したコーヒーは。まろやかで深みがあり、後味すっきり
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鳥取のコーヒー消費量も上昇し、いまや行列の絶えない繁盛店に。

「ほどよく疲れた体に本格的なコーヒーが沁みますね」(能見さん・以下同)

コーヒーを飲む男性
もともと細身で食トレーニングを自身に課していた能見さんにとって、食事を楽しめるようになったのは引退後。「鶏肉も野菜も好きなので、このカレーはぼく好み」とペロリ
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『薬膳大山鶏カレー』
鳥取はカレールーの消費量が日本一。カレー好きな県民をもうならせる『薬膳大山鶏カレー』(864円 ドリンク付き)
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◆すなば珈琲 “新”鳥取駅前店

すなば珈琲 “新”鳥取駅前店
すなば珈琲 “新”鳥取駅前店
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住所:鳥取県鳥取市栄町706
営業時間:8〜16時(LO15時半)、土日祝〜19時(LO18時半)
定休日:水曜

【16:00】「名探偵コナン」を満喫「海外アニメファンも殺到!撮影スポットが大充実」

今年4月公開の劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』は歴代最高の興収150億円超えを記録。

いまや国内外からファンが押し寄せる聖地となった『青山剛昌ふるさと館』には、作者・青山先生の少年時代の日記など貴重な展示も!

車の横でポーズを決める男性
阿笠博士の愛車、黄色い「ビートル」と記念撮影。実はこの車両、青山先生の父・泰陸さんが劇中車に合わせて手作りしたものだそう!
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「うちの子供もコナン好き。青山先生が巨人ファンだったとは知らなかった(笑い)」

入館券
『名探偵コナン 30年の軌跡展』の限定入館券(右から2番目/12月1日まで)とノベルティ。左の3種のカードはランダムで1枚もらえる
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怪盗キッドとコナン
駐車場には怪盗キッドとコナンが。北栄町には30体以上のコナン等のキャラクターの像が点在しているので、退館してからの散策も楽しめる
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名探偵コナンのオブジェ
名探偵コナンのキャラクターたちがカラーライトで浮かび上がる、美しいシンボルオブジェ
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デスクに座る男性
館内では常設展や特別展を随時開催。青山先生の仕事部屋を棚、机、ペン、飲み物に至るまで完全再現。「絵を描くのは苦手」という能見さんも、椅子に座れば人気漫画家の気分になれる!?
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パネルの横に立つ男性
身長180cm、スタイル抜群の能見さん。「(毛利)小五郎とほぼ一緒です」とパネルと背比べ
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展示を手で指す男性
106巻あるコミックスの表紙がずらり。「ここまで続けられることはすごい」と、43才まで現役選手を続けてきた能見さんの重みのある一言
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◆青山剛昌ふるさと館

青山剛昌ふるさと館
青山剛昌ふるさと館
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住所:鳥取県東伯郡北栄町由良宿1414
営業時間:9時半〜17時半(最終入館17時)
休館日:年内12月2〜3日

鳥取は素を出してしまう場所

現役時代はポーカーフェイスと呼ばれた能見さんだが、取材中は常ににこやか。鳥取城北高校OBや野球少年が近寄ってくると笑顔で神対応も!

野球をしている人
鳥取城北高校時代の能見さん。「身の回りのこと、食トレ、走り込み、上下関係と、人生の基礎を叩き込まれた3年間でした」
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「野球をやり続ける根性はいまの世の中で貴重だと思うので、野球経験のある若者が仕事を頑張っている姿を見るのがうれしいんです。母校の校長先生とはいまも連絡を取る仲。呼ばれたら『はい!』って返事しちゃいます」

現地は遠い…そんな人には!都内でも楽しめる鳥取グルメ

鳥取に魅了されたけどいますぐは行けない…そんな人に、鳥取グルメを味わえる東京都内の名店をご紹介。食べてみんさい!

【ラーメン】境港から直仕入れ!唯一無二の魚介ラーメン

境港市出身の店主が知り合いの漁師や親族から仕入れているため、新鮮な魚介が贅沢に使われている。華やかなうまみとあとを引く滋味が特徴。

『蟹to鶏to煮干し白湯中華蕎麦』
鶏と煮干しと焼きガニの3種類のだしで豆乳を作り、かにみそを合わせた風味豊かな逸品。『蟹to鶏to煮干し白湯中華蕎麦』(1500円)
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『宍道湖しじみ中華蕎麦(塩)』
1杯あたり宍道湖しじみが約90個使われている『宍道湖しじみ中華蕎麦(塩)』(1200円)
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◆山陰魚介中華蕎麦 Minatomen

山陰魚介中華蕎麦 Minatomen
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住所:東京都練馬区練馬2-2-18 ハイツ練馬1F
営業時間:11〜14時半、金土11〜14時半・18時〜20時半
定休日:年末年始
@minatomen.2015

【居酒屋】山陰の珍味を美酒とともに味わう

米子の老舗酒蔵『稲田本店』が、酒に合う食材とそばを提供する『稲田屋』。山陰の珍味が味わえるとあってオフィス街でも大人気。

つまみと酒
写真上から時計回りに、稲田姫(冷とっくり1100円〜)、あご野焼き780円、砂丘らっきょう600円、板わかめ780円
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鳥取和牛
人気のコース、厳選懐石雅(8500円)では、赤身と脂のバランスが絶妙であっさりした鳥取和牛がすき焼き風に供される
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◆稲田屋 霞が関コモンゲート店

稲田屋 霞が関コモンゲート店
稲田屋 霞が関コモンゲート店
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住所:東京都千代田区霞が関3-2-1 霞が関コモンゲート 西館2F
営業時間: 11時半〜14時半・17〜22時
定休日:土曜・日曜・祝

【物産】生鮮もピンピン!オンラインも充実

石破首相も定期的に訪れる、鳥取出身者の御用達店。新鮮な野菜や果物、カニ、菓子、酒、工芸品…と、東京にいながら鳥取を代表する商品が豊富に揃う。

『吾左衛門鮨さば(5貫)』
駅弁といえばこれ。笹塩でいただく。『吾左衛門鮨さば(5貫)』(1301円)
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『じゃことらっきょうの生ラー油』
福部町産らっきょうを使用。『じゃことらっきょうの生ラー油』(864円)
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『かにみそバーニャカウダ』
県民にも大人気の商品。『かにみそバーニャカウダ』(1361円)
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『岩美ブルーカレー』
エメラルドグリーンのルーは岩美町の海を再現。『岩美ブルーカレー』(756円)。同館2Fのカフェでも食べられる
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『ねばりっこ』
『ねばりっこ』(100g145円)。アクが少なく、甘みとコクがあるのが特徴
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◆とっとり・おかやま新橋館

とっとり・おかやま新橋館
とっとり・おかやま新橋館
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東京都港区新橋1-11-7 新橋センタープレイス1、2F
営業時間:10〜21時
定休日:12月31日〜1月3日

◆野球評論家・能見篤史さん

らくだと男性
元阪神タイガースのエースで野球評論家の能見篤史さん
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のうみ・あつし。1979年生まれ、兵庫県出身。鳥取城北高時代は甲子園には届かなかったが「高校生左腕三羽ガラス」の一人として注目を集める。2005年から阪神タイガース、2021年からはコーチ兼任でオリックス・バファローズで活躍。2023年から野球評論家として活動中。

撮影/菅井淳子、黒石あみ(本誌)、田中宏幸 取材・文/辻本幸路

※女性セブン2024年12月12日

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