やってはいけない「鼻デカ」習慣
何げない習慣が鼻の肥大化を進めてしまうこともある。注意すべき「鼻デカ」習慣を紹介する。。
鼻を引っ張る
鼻の高さを気にして、鼻をつまんで引っ張るのは逆効果。鼻先端の形状を歪めてしまう。
「鼻をつまむ場合、親指と人差し指でつまむ人が多い。これでは親指の押す力と人差し指のひねる力が働き、鼻を曲げてしまう可能性があります」(天野さん・以下同)

うつぶせ顔
顔を下に向け、鼻をつぶすように寝ていると、鼻が枕に押しつぶされ、低くなってしまう。
「下向きだけでなく、顔を左右どちらかに向けて眠るのもNGです。長年同じ方向に鼻を倒すようにしていると、その形状で鼻が曲がってしまいます」
ほおづえをつく
頭の重さが下あごにかかり、歪みの原因となる。
「ほおづえをつくと、顔の同じ側に圧力がかかり続けるため、鼻も同じ方向に曲がる場合があります。また、あごの骨が歪んで顔が大きく見えたり、口角などがずれて左右対称ではなくなり、不自然な表情になることも」
乱暴に鼻をかむ
鼻をかむときに、鼻を押しつぶすのは厳禁だ。
「鼻をかむたび押しつぶすと、軟骨の形に影響します。鼻をかんだ後にティッシュペーパーで挟んだまま、鼻水を拭き取ろうと鼻先をねじるかたがいますが、これも歪みの原因に。ティッシュをつめるのも鼻の穴を広げてしまうNG習慣。数回程度では影響しませんが、長い期間続けると変形します」
口呼吸
口呼吸をして、鼻の機能をあまり使わないのもNG。
「使わない機能は発達しにくくなるので、鼻が低くなる可能性があります」
マスクを鼻先につける
空気が乾燥し、インフルエンザやコロナ対策などでマスクをつける人が増える時期だが、つけ方には注意が必要だ。
「イラストのようにマスクの上辺を鼻先に合わせて長時間過ごすと鼻先がつぶれてしまいます。密閉性の高いノーズフィットマスクは圧が余計にかかるので注意しましょう」

◆教えてくれたのは:日本隆鼻矯正協会代表理事・天野由紀子さん
全国に24店舗を展開する隆鼻矯正専門店『Raplit』代表取締役。「隆鼻矯正」のほか、鼻にかかわる商標登録を5つ取得している。
取材・文/藤岡加奈子
※女性セブン2024年12月12日号