いよいよテレビ局が中居正広（52才）を「完全締め出し」にかかっている。まず口火を切ったのが日本テレビだった。1月15日、23年間もMCを続けていた『ザ・世界仰天ニュース』から中居の降板を発表。それに続いたのがTBS。20日に『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』の番組打ち切りと、『THE MC3』からの降板を発表した。
「残るはフジテレビの『だれかtoなかい』、テレビ朝日の『中居正広の土曜日な会』の2番組です。現在（1月20日）、両番組とも放送を休止していますが、放送再開は厳しいでしょう。日テレやTBSと同じく、このまま打ち切りとなると考えられます。もっともフジは3月打ち切りが決まっていたので、そのタイミングまでは休止状態、ということなのかもしれません」（テレビ局関係者）
昨年末に『女性セブン』が第一報を報じた中居の女性トラブル。その後、『週刊文春』が続報を出し、世間にスキャンダラスに広まっていった。
「当初は被害女性との間で示談が成立しており“活動は続けられる”という中居さんサイドの期待もあったようですが、中居さんの謝罪コメントやフジテレビの印象の悪い対応もあいまって、もはや中居さんの活動再開は現実的ではありません。番組も終わっていくなかでは、最悪の場合、このまま芸能界引退もあり得ると見られています」（芸能関係者）
芸能人から一般人になるからです
一方で、中居のファン、ひいてはSMAPファンの心情は複雑だ。2016年末に解散したSMAPは、現在に至るまで復活を望む声が多い。それほど多くの人を虜にした魅力的な国民的グループだった。仮に中居が引退すれば、ファンの希望は打ち砕かれることになるだろう。
「リーダーである中居さんが不祥事で引退したとなれば、復活ムードに水を差す。リーダーを除いて復活、という話にもならないでしょう。さらにいえば、今後はSMAPのことにすらメディアで触れにくくなります。
通常、芸能人が引退すると、過去の動画や写真では、その人物の顔にボカシやモザイクの処理がかけられるケースが大半です。芸能人から一般人になるからです。これまでのテレビ出演、コンサートの動画、グループの写真などで中居さんの顔にだけ、そうした処理がかけられる可能性が高い。被害者がいる事案となれば、ボカシ写真が公開されるたびに、被害者が苦しみ、ファンもいたたまれない気持ちになると考え、メディア側がSMAPの話題をよりしにくくなる、という“負の連鎖”が起きてしまうかもしれない」（前出・芸能関係者）
稀代のスターだった中居の顔にボカシがかけられてしまえば、ショックを受けたファンから《ボカシだけはやめろ！》という声も聞こえてきそうだ。