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《ベルばら・オスカル役で一世を風靡》歌手・安奈淳の冬のベストコーデ3選

オスカル役として一世を風靡した歌手の安奈淳さん
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冬のファッションは、寒さ対策で着ぶくれしたり、コートでつい隠れがち…『適当でいいや』となってしまう人も多いのでは?オシャレに、温かく冬を乗り切るため、Instagramに登場するファッションが話題の歌手・安奈淳さんに、ファッションのこだわりと冬のベストコーデを教えてもらった。

“シンプル”が好き&値段は気にせず質重視

「Instagramを始めるまでは、ファッションに着目される機会がなかったので、徐々に増える反響に驚きました。ただ、小さいころから今も変わらず、着るものへのこだわりは強いです。ベーシックな色の服が好きで着心地や仕立て重視。質のよい服は、自ずと長持ちするので、買う時の値段はそこまで気にしません。繰り返し着るので、すぐに元が取れますし(笑)」

手持ちの服もさぞ多いのか…と思いきや、衣替えの必要がないほど少ないのだそう。

「大病を患った際、服やアクセサリーを大量に処分してしまったのと、本当に気に入ったものだけを買うので服の量は少なめ。コーディネートは毎朝その時の気分と予定、天気に合わせて10分ほどでパパッと決めます。ボトムスから選ぶことが多く、この頃はずっとパンツスタイル。男役をしていたから、スカートよりもパンツの方が落ち着くのかな。病気を経験して以来、脚に負担をかけたくないので、ぺたんこ靴をよくはいています。身体を冷やさないようにマフラーやストールを巻いたり、帽子を被るなど、小物も活用します」

冬のベストコーディネート3選を紹介

そんなファッショニスタ・安奈淳さんがこの冬お気に入りの3コーディネートを写真と共に解説!

ピンクの差し色で華やかさがアップしたクラシカルコーデ

全てのパーツをグレーでそろえ、首元にピンクで顔まわりを明るい印象に
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「チェスターコートは、もう30年近く着ている『ソニア・リキエル』のもの。全体をグレーでまとめ、ピンク色のししゅう入りスカーフでアクセントに。これは、以前通院していた売店で購入した手作りのもの。良いものは、価格やブランド関係なく購入します。『エンフォルド』のパンツは、ウエストゴムではきやすく、シルエットがとても綺麗。たいへん気に入ったので、色違いで何本か買いました。帽子は、20年ほど前に『ラルフローレン』で購入したもの。後頭部が出っ張っている私の頭にもぴったりフィットするフェルト素材。もう20年愛用しています」

ブラウンのワントーンスタイル

ブラウンコーディネートは色のトーンでアクセントをつけ、異素材を組み合わせて抜け感を演出
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「革ジャンパーは、昨年7月頃に訪れたパリ・マレ地区で偶然見つけました。色合い、シルエットがまさに理想形で即買い!よく着ているお気に入りです。パンツは、ひとめぼれした『アーツ&サイエンス』のもの。シルエットはゆったりしていますが、ウール素材だから温かい。『マルジェラ』の薄いカシミヤ素材のタートルに、30年近く使っている友人作の皮ポシェットを合わせて。茶色のめがねは『オリバーピープルズ』で、ニット素材の帽子は雑貨屋で購入しました。落ち着いた色合いに浮かないよう、リップはベージュに」

ネイビー&ホワイトのツートーンコーデ

リップはネイビー多めのコーディネートにも映える赤をチョイス
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「着るものに合わせてめがねも変えています。最近は、丸フレームがお気に入り。オーダーメイドのコートに、『エンフォルド』のパンツ、ストライプのセーターは『マックスマーラ』です。下に着ているのはポロシャツとベレー帽は『コムデギャルソン』。手に持ったニットの白いショールは『フォーティファイブ・アール』のもの。靴は『スケッチャーズ』のスニーカーで、沢山歩く日でもアクティブに動けます」

【プロフィール】
安奈淳(あんなじゅん)/1965年に宝塚歌劇団に入団し、星・花組のトップスターに。1975年、『ベルサイユのばら』でオスカルを演じ、第一期ベルばらブームの立役者の一人に。退団後はメディア出演のほか、歌手としても活躍。インスタグラムで、ファッションがお洒落だと話題に。書籍『70過ぎたら生き方もファッションもシンプルなほど輝けると知った』(主婦の友社)も人気。Instagram:安奈淳 @annajun079

取材・文/勅使河原桜

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