
防寒対策として冬大活躍のアウターと言えばダウンコート。そこで、皇后雅子さまの貴重なカジュアルアウターファッションをチェック。カジュアルなアウターを上品な印象を与える着こなしのポイントに注目したい。
カジュアルなダウンコートも白とファーでエレガントに
1998年2月、長野五輪で、ジャンプノーマルヒルを観戦される天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さま。カジュアルな白のロングのダウンコートに同じく白のファーの帽子をお召しでした。
雅子さまがお召しになったのは、オフホワイトやクリーム色ではなく真っ白のダウンコート。ボリュームのあるファーの帽子とも色みが合っていて統一感がある。インパクトのあるファーの帽子がポイントになり、カジュアルなダウンも華やかな雰囲気に。インに着た赤をのぞかせたり、パールのイヤリングを合わせるなど、カジュアル感がより軽減され、おしゃれ度の高いダウンコートスタイルだ。
鮮やかなパープルのカジュアルコートを主役に黒小物で上品スタイルに
1998年3月、長野パラリンピックの競技をご観戦の際は、明るいパープルのカジュアルなダウンコートをお召しだった。


パープルのダウンコートを主役に、他は黒で統一され、スタイリッシュな印象のコーディネート。パンツをブーツインすることで、縦長効果が強調され、ボリュームのあるトップスに視線が行く。小物は黒で統一しつつも、光沢感のあるブーツやバッグのパイピングで、さりげなくコーディネートにアクセントをつけている。きれいめのワンハンドルバッグをセレクトすることで、全体のカジュアル度をセーブ。また、カチューシャやパールアクセサリーで女性らしさもプラスしている。
フリースジャケットで夫婦リンクコーデ、雅子さまはスカーフで上品カジュアルに
2002年11月、東京都港区の神宮外苑にて、黄色く色付いたイチョウ並木の下を散策される天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さま、ベビーカーには当時1歳の愛子さまも。雅子さまはフリースのジャケットにスカーフをプラスするというカジュアルスタイルだった。

長め丈でビッグシルエットのフリースアウターは、シャツとスカーフをのぞかせることで、上品さを添えている。またシャツもスカーフも明るいカラーをセレクトし、若々しい印象も。カジュアルの王道であるフリースアウターも、きれいめのアイテムを合わせることで、おでかけ仕様のカジュアルスタイルになる。さらには、シャツのインにスカーフを巻くことで、風を気にすることなくいられるので、防寒対策もバッチリ。
ジップアップアウターは大判マフラーや同ボトムでスッキリとした印象に
2002年12月、ニュージーランドを訪問され、雪が積もるフィヨルドランド国立公園の山岳地帯を訪れられた天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さま。


白いジップアップのジャケットをお召しの雅子さま。パンツも白を合わせられたホワイトコーデに、グリーン×赤のチェックのボリュームのあるマフラーを巻かれ、フェミニンな要素をプラス。マフラーにリンクするように、ブラウンの靴でまとまり感のあるコーディネートになっている。カジュアルながら、マフラーを長めに垂らすなど、縦のラインを強調したコーディネートでスッキリとした印象に。
ボリューミーなダウンコートにきちんと感のあるボトムや小物で大人バランスに
2006年3月にご家族3人で初めて東京ディズニーリゾートを訪れた際には、雅子さまはボリュームたっぷりのダウンジャケットをお召しだった。


襟元にボリュームのあるダウンコートは、ベージュカラーが大人上品。インナーには白タートルを合わせて、同系色でまとめることで、明るさと柔らかさを加算。きれいめにまとめつつ、ダウンコートのボタンやアクセサリーがゴールドで統一され、リッチで華やかな印象も。ボトムはセンタープレス加工のきれいめパンツを合わせ、気品漂うスタイルになっている。
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シルエットがきれいなダウンコートに上品小物を合わせて洗練スタイルに
2008年1月、冬季国体開会式へのご出席などのため長野県を訪問された天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さま。雅子さまお気に入りのダウンコートをお召しに。


ダウンコートは、ウエストのステッチデザインがポイント。ウエストがシェイプされ、ダウンコートなのにすっきりとした着こなしになる。ハイネックで防寒しつつも、上半身はインナーのトップスをコートのカラーと合わせることで、バランスよく仕上がっている。また、シンプルになりすぎないように、大きめのイヤリングをプラスされ、これがコーディネートのポイント。コートとトップス以外はダークブラウンでまとめ、大人のシックなモノトーンコーディネートが成立。
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