「うっとり美容」で自身も8kg減を達成したナイトケアアドバイザーの小林麻利子さんは、日常生活の動きにエクササイズを取り入れる「ながらエクササイズ」など、簡単だけど習慣化することでダイエットにつながるエクササイズを提案している。

今回は太ももの内側の筋肉である「内転筋群」を鍛えて、すっきりとした内ももとぽっこりお腹を解消するエクササイズを紹介!
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太ももの内側を鍛えるとぽっこりお腹もペタンコに
ほっそりとした太ももは女性らしさの象徴といっても過言ではないですよね。
でも、小指側に体重がかかった状態で歩いていたり、膝を曲げたまま歩いている人は、太ももの前側や外側の筋肉が発達し、内ももの筋肉が使えずにO脚になったり、内ももの脂肪が蓄積してブヨブヨとした脚になることも…。
そこで今回はほっそりとした太ももになれる「内ももシェイプ」をご紹介します。日常生活ではあまり使われない、太ももの内側にある内転筋群と呼ばれる筋肉たちを鍛えるもの。この筋肉群は筋力が弱ってしまうと、太ももの内側に脂肪や老廃物がついてしまうのです。
またこの内転筋群は骨盤につながっているので、筋肉が弱化すると骨盤が後ろにさがってしまい、背中が丸くなりお腹が前に押し出されます。そのせいで内臓が下垂し、ぽっこりお腹の原因にもなります。
逆にいえばこのエクササイズを行うことで、ほっそりとした太もももが手に入るのはもちろん、ぽっこりお腹の解消にもつながるということ! 太ももに課題を感じる人はぜひ、トライすることをオススメします。
疲れ脚のむくみ対策にも!
今回は、背中をしっかりと伸ばし、膝がつま先よりも前に出ないようにお尻を斜め後ろに下ろすエクササイズです。この基本的な姿勢を守って行わないと、太ももの前側が鍛えられてしまうので注意してください。
このエクササイズは内ももの筋力アップだけでなく、リンパの流れを促進するので、夕方の脚のむくみ対策にもうってつけです。むくみが気になる同僚と一緒に、会社の休憩時間などに姿勢チェックをかねて行うのもいいですね。
生活に根付いた運動は、ダイエットが長続きする秘訣。その理由は以前の記事(脱リバウンド!日常生活でなにかを「しながらエクササイズ」のススメ)をご参考に。
「内ももシェイプ」のやり方


【1】脚を肩幅以上に大きく開き、つま先を外側に向けて、頭の後ろに両手を置く


【2】お尻を後ろに引きながら、つま先と同じ方向に膝を曲げる。太ももと床が平行になるまで体を下ろしたら【1】に戻る
【3】 【1】~【2】を1回として10回が1セット
これを1日の中で3セット行うようにしましょう。
NG!お尻の位置に注意


上の写真のように、お尻を真下に下ろしてしまうと、膝がつま先より前に出てしまうのでNG。太ももの前側しか鍛えられません。また、つま先よりも膝が内側に出てしまうと内ももの筋肉に力が入りづらいだけでなく、脚の捻じれの原因になるのでNG。背中をしっかりと伸ばし、お尻の力が抜けないように斜め後ろにお尻を下ろしましょう!
写真/手塚 優
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監修:小林麻利子(こばやし・まりこ)

京都府京都市生まれ。ナイトケアアドバイザー、睡眠改善インストラクター。生活習慣改善サロン「Flura」を主宰。睡眠や入浴など日々のルーティンを見直すことで、美人を作る「うっとり美容」を指導。のべ約1000名の女性の悩みを解決し、現在は4か月先まで予約待ち。自身も良質の睡眠をとることで8kgものダイエットに成功している。著書に『美人をつくる熟睡スイッチ』(株式会社G.B.)。公式HPは、http://fluraf.com/
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