日本では粉チーズの代名詞のようになっている「パルメザンチーズ」。しかし、本来「パルメザンチーズ」とは、イタリア・パルマ地方原産の超硬質チーズ「パルミジャーノ・レッジャーノ」の英語読みである。
イタリアを代表するチーズで、何年にもわたる熟成から生まれる濃厚で深いうまみは、そのまま食べてもよし、料理に加えれば味が格段によくなる。24か月熟成したパルメザンチーズは“チーズの王様“と称され、決して安価ではないが、濃厚でコクのある香りや味わいを存分に楽しめる。そのまま砕いて、あるいはスライスして。ワインとの相性も抜群だ。
パルメザンチーズは100gあたり約480kcal、プロセスチーズは約340kcalとチーズは一般的に脂肪分が多く、カロリーも高い。しかし、チーズを一度に大量に食べることはまずないし、何度かに分けて100gを消費する程度だろう。少量でも満足度が高く、たんぱく質、ビタミンB2、カルシウムなど栄養満点のチーズは実はダイエットにも適しているといわれる。
家庭料理研究家の松田美智子さんはパルメザンチーズについてこう話す。
「良質のパルメザンチーズをストックしておくと、そのままおつまみに、あるいはお料理のアクセントにと、とても便利。乾燥とにおい移りを避けるため、ワックスペーパーで包んで密封、さらに密閉容器に入れて冷蔵庫へ。もともとが長期保存した熟成チーズ。きちんと密閉することで、さらなる保存も可能です」
【パルメザンチーズの準備】
パルメザンチーズは、中心部はそのまま食べ、外側の硬い部分はすりおろして食べるのが本場イタリア流。すりおろす際は、チーズ専用のおろし金「チーズグレーター」がおすすめ。手頃な価格で手に入る。
『スライスサラダ』のレシピ
【1】パルメザンチーズ50gは室温に戻しておき、3cm長さの薄切りにする。
【2】玉ねぎ1/2個は繊維を断ち切るようにスライスして水にさらす。平ざるに上げて水気を切り、キッチンタオルで水気を押さえる。ボウルに【1】のパルメザンチーズと合わせておく。
【3】容器にフレンチマスタード小さじ1、オリーブ油大さじ3、塩小さじ1/2、白こしょう少量をよく混ぜ合わせる。
【4】 【2】と【3】を合わせ、味をみて塩小さじ1/4、白こしょう少量を加えて軽く和える。少し置いてなじませてから器に盛ると風味が上がる。
※女性セブン2017年9月28日号
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