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《職人を応援の思い》佳子さまブラジルで着用された「有田焼イヤリング」の輝き“佳子さま売れ”現象への矜持 

ブラジルへご出発された際の佳子さま(6月4日)(写真/JMPA)
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“東洋のダイアナ”と称され、ご公務での活躍ばかりか、そのお召し物にも常に注目が集まる秋篠宮家の次女・佳子さま。6月、ご自身4回目となる海外公式訪問となったブラジルでは、かねて関心を寄せられる伝統工芸品のアクセサリーを着用された。そのセレクトの背景には、佳子さまならではの深い思いがおありだったようだ。

眞子さんから引き継がれた「日本工芸会」総裁職

6月17日、10日間のブラジルご訪問を終えた佳子さまが帰国された。

「現地滞在中は民間機で7回も移動され、計8都市を巡られました。今回のご訪問は外交関係樹130周年を記念したもので、佳子さまは各地で40以上の記念式典に参加され、現地の日系人と交流されました。

道中ではブラジル国内線でエコノミークラスに搭乗された佳子さまが他の乗客に“寝顔”を撮影されるという事態も。“疲労がかなりたまっておられるのでは”と、ご多忙ぶりを心配する声が広がる一方で、”寝顔もお美しい”と話題になりました」(皇室ジャーナリスト)

若い成年皇族の大きな柱として積極的に公務を担い、皇室を支えていらっしゃる佳子さま。近年は、身につけられたアイテムが即完売するなど、アパレル業界で“佳子さま売れ”と呼ばれる現象が頻発していることから、ファッションアイコンとしても注目度が高まっている。

数あるアイテムの中でも、佳子さまが選ばれるものには”ある特徴”が存在するという。

「佳子さまはこれまでのご公務で、伝統工芸品のアクセサリーを積極的に取り入れられてきました。今年5月に岐阜県を訪問された際も、岐阜の名産・美濃焼のイヤリングを着用されています。

現在、佳子さまは姉の小室眞子さんから引き継がれた『日本工芸会』の総裁職を務められている、佳子さまならではのチョイスといえますね」(前出・皇室ジャーナリスト)

佳子さまが着用された有田焼のイヤリング(画像は『器とデザイン』商品ページより)
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店舗が全壊した輪島塗の漆器店に

ブラジルご訪問中に身につけられたのも、ある伝統工芸品のアクセサリーだった。

「昨年5月に佐賀県を訪問された際も着用していた、有田焼のイヤリングを着用されていたのです。国内のご訪問では訪問先にゆかりのある品を選ばれることが多いですが、今回は遠くブラジルの人々に、日本の工芸品の良さを伝えたいという思いでアクセサリーを選ばれたのでしょう」(前出・皇室ジャーナリスト)

皇族として、ご真意を直接言葉にされることはないが、佳子さまは常々、「日本の伝統工芸を担う職人たちを応援したい」という思いを秘められているそうだ。

「今年4月に輪島を訪問された際は、能登半島地震で店舗が全壊の被害を受けた漆器店が取り扱う、輪島塗のバレッタとイヤリングを着用。オンラインで注文を受け付けていた漆器店には問い合わせが殺到し、すぐに品切れ状態となったようです。

昨今、輪島塗をはじめとする日本の伝統工芸は、職人の高齢化と後継者不足に悩まされている。それに加えて地震という災禍に見舞われた輪島の職人たちを見た佳子さまは、あえてこのアイテムを選ばれたのでしょう」(前出・皇室ジャーナリスト)

耳元に、有田焼のイヤリングが輝く(6月16日)(写真/共同通信)
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佳子さまは、ご自身のファッションアイコンとしての注目度の高さを理解されているという。

「佳子さまは、着用される服や小物選びには常に心のかぎりを尽くされています。ご自身がお召しになるアイテムが各所でとりあげられ、話題の的になることをわかっていらっしゃるからこそ。

佳子さまが着用されることで、それまで日の目を見なかった商品があっという間に人気商品に、ということも多々ありますからね。ある意味、“佳子さま売れ”現象に矜持をもっておられるのです。ご自身をきっかけに注目されることで、少しでも伝統工芸への”支援の輪”が広がっていけばいいと考えていらっしゃるのでしょう」(宮内庁関係者)

プリンセスの選択には、伝統文化への深い愛がにじんでいた。

ブラジルから帰国された佳子さま(6月17日)(写真/JMPA)
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ブラジルご訪問時の佳子さま(時事通信フォト)
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佳子さまが着用された華やかなワンピース。ブランドに問い合わせが殺到した
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佳子さま
2024年5月 ギリシャご訪問(写真/共同通信社)
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ブラジル訪問中、”寝顔”が目撃された佳子さま。お疲れのご様子だった(Xより)
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