
182cmの長身を生かした伸びやかな動きに、天性の素質を思わせる繊細なリズム感。圧倒的なパフォーマンスを目の当たりにしたEXILEのNAOTO(41才)は思わずこうつぶやいたという。
「スター性があるな」
7月11日、そのNAOTOがディレクターを務めるダンスチーム「LDH SCREAM」のオーディションの最終審査が都内で行われ、ファイナリストから選ばれた13名のメンバーに、米ハワイ在住の高校生、高澤笑大郎(17才)が名を連ねた。
「集まった報道陣の前で『本当にうれしい。感謝の気持ちでいっぱいです』と、さわやかな笑顔で喜びを表現していました。ダンス歴は6年で、得意ジャンルはHIP HOP。昨年までハワイで結成されたボーイズグループで活動していましたが、今後は彼が幼い頃から憧れていたEXILEと同じLDHに所属し、チームの一員として活動することが決まっているそうです」(芸能関係者)
すでに報じられている通り、笑大郎の父は元TOKIOの山口達也(53才)。2016年に両親が離婚して以来、山口とは離れて暮らし、母と弟の3人でハワイに移住していた。
「離婚原因のひとつは山口さんのアルコール依存。酒に溺れた山口さんは家庭を顧みず、育児もほとんど元妻任せ。元妻は“激しく険しく瓦礫だらけの道”だったと、後に自身のブログで壮絶な結婚生活を振り返っています。2018年にトラブルでTOKIOを脱退した後も山口さんは酒をやめられず、2020年にはバイクの酒気帯び運転で逮捕されました」(前出・芸能関係者)

もっとも、息子たちにとっては何があっても「大好きなパパ」。笑大郎はボーイズグループのプロフィールに、尊敬する人物として《tatsuya yamaguchi(my dad!》と父親の名前を記し、SNSにも《パパとママは僕にとって世界一なんだ》と綴っていた。
「父親のせいで海外移住することになり、人生が変わった。複雑な感情があるはずですが、それでも“たったひとりの父”という思いが強いようです。離れていても定期的に連絡を取り合い、昨年、山口さんが再婚したときも家族で祝福したといいます。
彼のデビューは“親の七光り”なんかではなく努力の賜物。山口さんはそんな笑大郎さんのことを“おれと違って頭がいいんです。本当に自慢の息子です”と周囲に語っていました」(前出・芸能関係者)
現在、山口は酒を一滴も飲まず、アルコール依存の経験を伝える講演活動で全国を飛び回っている。再出発を果たした山口の心の支えになっていたのが、息子たちの存在なのだろう。最愛の息子が父の背中を追い、芸能界への道を歩みはじめたことは何よりうれしい知らせだったに違いない。
※女性セブン2025年7月31日・8月7日号