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三浦友和と百恵さんが見据える今後の暮らし、親バカでも“バカ親”にはなりたくない…息子たちに迷惑をかけず、ふたりきりの最期を送るのにふさわしい終の棲家探し 

息子たちに迷惑をかけたくない

かつてインタビューで《孫は、うちはちょっと望めそうにないしなぁ》と語っていた友和だが、2020年に祐太朗が声優の牧野由依(39才)と結婚し、2年後には娘が誕生した。

「ふたりにとって待望の初孫でした。国立から電車で1時間ほどの都内の一等地に住む祐太朗さん夫婦はよく孫の顔を見せに来ていて、七五三などの行事も3世代揃って行ったようです。百恵さんも友和さんも孫を溺愛していると聞いています」(前出・三浦家の知人)

ラジオパーソナリティも務める祐太郎(写真/共同通信社)
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穏やかな生活を送っているように見えるが、友和は前述のインタビューで《終の棲家》に触れ、さらに《孫も可愛いけれど、一緒に暮らしたいという願望も全くないんです》とも告白した。

「ふたりきりの最期を、と考える根底には三浦夫妻自身の経験があるようです」(前出・芸能関係者)

1996年、ふたりは自宅を一部リフォームし、友和の両親を迎え入れた。当初は元気だったが、同居からしばらくすると介護が必要な状態になったという。

「友和さんは仕事で家を空けることが多かったので、百恵さんが病院の付き添いから食事といった日常生活の介助まで、ほぼすべてをこなしました。2020年頃に施設に入るまで15年近く献身的に寄り添ったそうです。その後、両親は2021年と2022年に相次いで亡くなりました」(前出・芸能関係者)

友和は長期間百恵さんに負担をかけてしまったことを後悔しているという。

「この春には、長年両親に尽くしてくれた百恵さんをねぎらう意味を込め、ふたりでフランス旅行をしたそうです」(前出・芸能関係者)

俳優業に邁進する貴大
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介護の苦労を知るだけに「子供たちには同じ苦労をさせたくない」との思いを強くしているのだろう。

「息子さんは2人とも芸能界に入りましたが、すぐに芽が出たわけではありませんでした。祐太朗さんはなかなかヒット曲が出ず、2017年に百恵さんの楽曲をカバーしたことでようやくブレーク。その後自身の持ち歌も評価され、毎年全国ツアーを開催できるほどになりました。

貴大さんは地道に俳優の仕事を続け歌舞伎役者を描いた大ヒット中の映画『国宝』では、歌舞伎の興行を取り仕切る会社の社員を演じ、深みのある演技で高い評価を受けています。2026年放送の国民的ドラマにも出演が決まっているといいます。荒波に揉まれながらも地位を確立しつつある2人の貴重な時間を、自分たちの介護のために奪いたくないと考えているのでしょう。

友和さんは、自身や百恵さんが親バカであることは認めつつも子供の仕事には口を出さなかった。口を出すのは“バカ親”だと。どんな形であれ、仕事を邪魔する親にはなりたくないというのがふたりの総意のようです」(別の芸能関係者)

とはいえ年齢を重ねるほど住み慣れた街を離れるのは寂しいもの。しかも家は両親の介護のためにリフォーム済みで、わが家を離れる理由はないように思える。

「友和さんは住環境にこだわりたいタイプだといいます。いまの家はふたりで住むには広すぎるし、立地的にも車がないと不便です。

友和さんは設計や内装を考えるのも好きだといいますから、“最期を送るのにふさわしい家”を建てたいと考えているのではないでしょうか。元気で収入もあるいまがラストチャンスだと感じているのかもしれません」(前出・別の芸能関係者)

どんなふたりの老後を思い描いているのだろうか。

※女性セブン2025年7月31日・8月7日号

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