
連日続く猛暑でこの人もお疲れモード。オバ記者ことライターの野原広子(68歳)は、外出するのが億劫になっているという。そんな中、自宅の近くで“鉄パイプ殴打事件”が発生したという。オバ記者が近況を綴る。
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国会のアルバイトも“夏枯れ”
久しぶりに満員電車に乗ってアルバイト先の議員会館へ。テレビでは連日、「石破、石破」と騒いでいるけど私みたいな末端のアルバイトは国会見学もないし、要望活動に来る偉い人たちのお茶出しもない夏枯れでね。出番がないの。だから「石破総理、なぜ辞めない!」と怒られたって知らないって。

しかし暑い。駅までの数分、歩いただけで体力を消耗するからマンションを出てすぐのところから乗れる地域バスを乗る。1時間に1本しかないけど100円で駅まで涼しく運んでくれるんだからありがたいわよ。
自宅近くで“鉄パイプ事件”が発生!
しかし驚いたね。事務所に着いてコーヒーを淹れて、ひと口飲んだところでテレビを見たら見慣れた風景が飛びこんで来た! 神田駅の近くの路上で、「けんかしている」と目撃者から110番通報があったんだとか。
「警視庁によると男性2人が作業着姿の男4人組に鉄パイプで殴られ、男4人は暴行後に秋葉原方面に逃走したもようです」
って、ちょっと待ってよ。ここ、もろ私のうろつき範囲なんだけど。やだ、テレビには路上の血だまりまで映しているじゃないの!
なんかヤーな感じよ。秋葉原に住んでいるというと「へぇ、あそこに人が住めるところがあるんだ」とドン引きされるけれど、実際住んでみると秋葉原駅や神田駅から徒歩圏内の住人って意外と多いんだよね。ほとんどはマンション暮らしだけど昔ながらの戸建てもあるにはある。その住人が一気に団結するのが神田祭。その様子は先日、ここで書いたけれど、神田、秋葉原、お茶の水は神田明神の氏子であることに誇りを持っている人たちの町でもあるんだよね。
と同時にビジネス街でもあるから駅前は居酒屋が軒を連ねていて、裏通りには風俗店もある。いわゆる繁華街よ。だけどなんとなく町全体の空気がカタギなの。

外に出ない言い訳が…
夜中、神田川の水面を眺めたりしてほっつき歩きをしているけど危機感を持ったことがない。そういえば日本橋もそうだよね。江戸八百八町のど真ん中だからか、新宿、渋谷、原宿、池袋とはまったく違う空気感なんだわ。
それだけに鉄パイプでめった打ちした犯人が逃亡したという事件がショックなのよ。襲われた男性2人は顔をけがしたが、意識はあるそう。2人は「面識がない男たちに突然襲われた」と話しているという報道があったけど、犯人はまだ捕まっていないんだよね。
あーあ、こんなことがあると外に出ない言い訳ができちゃうじゃないのよ。前期高齢者の必須科目はウォーキングなんだけどなぁ。夜中も暑いしムリ。もう少し涼しくなったら秋葉原の駅前のUDXから“眺め鉄”したいと思いつつ、しばらくは自宅待機だね。

◆ライター・オバ記者(野原広子)

1957年生まれ、茨城県出身。体当たり取材が人気のライター。これまで、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。昨年10月、自らのダイエット経験について綴った『まんがでもわかる人生ダイエット図鑑 で、やせたの?』を出版。
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