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《自分の言葉でお伝えします》福山雅治が独占告白70分“不快な思いをされたかたへ”「お詫びの思いが伝わることを願っております」

緊張の面持ちで取材に応じる福山
写真6枚

──そもそもどういった趣旨の会合だったのか。

「大多さんと2人でご飯を食べに行く、というのが始まりでした。こんな作品はどうかな?と。仕事や世間話が中心で、アナウンサーのかたが同席するようになったのは、大多さんから『誰か連れて行ってもいい?』と提案され『どうぞ。お任せします』と言ったのが始まりだったと思います。ぼくとしては、ドラマ作りの大先輩である大多さんとの男同士のサシ飲みで充分楽しかったのですが」

──LINEのやりとりでは、《新人アナに会いたい》と同席を求めていた節があった。

「やりとりを遡ると、そのような文言はありました。確認した文脈には前段があり、この頃だったらスケジュールが取れますか?と大多さんから問い合わせがあり、アナウンサーのかたがたも来るという流れでしたので、『また、皆さんとお会いしたいですね』と、返信していました。

特段アナウンサーが参加する会が好きだということはありませんし、逆に嫌いということもありません。あくまでも懇親会という認識で、それ以外の目的があって開催されたものではないという理解でした」

ぼくがホスト側になったつもりで

──下ネタや性的な会話が苦痛だったという声がある。

「深く反省しております。言った側にそのような意図がなかったとしても、受け取る側が不快に思われることがあるということを、繊細に感じ取るべきでした。言い訳めいてしまいますが、ぼく自身そういったトークをするときに決めているルールがあります。必ず自分の話に限定し、自分を下げて、場を上げて話す。つまり“自虐ネタ”です。

ラジオでもプライベートでも、自分のコンプレックスや過去の失敗談を話すことはあっても、他者を傷つけたり、からかうようなことは絶対に言わないように心がけてきました。言われた側からすれば関係のないルールかもしれませんが。

これまた勝手ながらですが、懇親会ではぼくがホスト側になったつもりで、来てくださったかたに楽しんでもらおうと考えていました。招く側として場を盛り上げたいという思いでした。

ただ、その中で求められていない話題を出してしまったということと、盛り上げ方が間違っていました。求められていないものを提供することは、エンターテインメントとしても、一個人の会話としてもよいことではありません。改善していかなければいけないことだと受け止めました」

──不快な思いをした女性社員に何を伝えたいか。

「報告書を読んで、悩み、考え続けておりました。報告書に書かれていることは極めて秘匿性の高い情報で、ぼくが自ら名乗り出て何かを発信することはできません。そして不快な思いをされたかたを特定することは絶対にやってはいけない。では、どうやってお詫びすればいいのか? 悩み、考え続けていた中で、結果的にですが、今回取材依頼を受け、発言の機会を得ることができました。

今回の取材を通じて不快な思いをされたかたへのお詫びの思いが伝わることを願っております」

発売中の「女性セブン」では、70分もの間、真摯に取材に応じた福山のコメント全文、騒動の背景に至るまでが合計5ページにわたって掲載されている。