
暑~い夏こそ、カレーが食べたい! 有名料理人たちが、自分と家族のために繰り返し作って食べる、とっておきのレシピを大公開。カンタンなのにどれも驚きのおいしさで、“らしさ”全開の翌日アレンジも必見です!
※余ったカレーは常温で放置せず、必ず冷蔵、または冷凍したものを再加熱し、「翌日カレー」として使ってください。
「空花」料理人・脇元かな子さんの「キーマカレーの手巻き」
10分ほどであっという間に完成する脇元流キーマカレーは、無水仕立てで具材の旨みと甘みを余すところなく味わえる一品。のりなどで巻いて食べるという、今までにないスタイルが楽しい。

「大皿にどーんと盛ってテーブルに置けば、セルフ形式で食べてもらえるので手間いらず。レタスやのりで巻くからお皿も汚れにくく、皆でワイワイ一緒に食べられるのもうれしいですよね。野菜もたくさん摂れてヘルシーですよ」(脇元さん)

愛用のカレールーは、昔からS&Bのゴールデンカレー一筋! 今回は玉ねぎとトマトの甘さとバランスを取るため、辛口をチョイス。

「キーマカレーの手巻き」のレシピ
10分で完成の“超タイパ”カレーはサラダ感覚で楽しむのが正解。
《材料》(4〜5人分)
【キーマカレー】合いびき肉…400g 玉ねぎ…400g(粗みじん切り) しょうが…20g(みじん切り) トマト缶(カットタイプ)…1缶(400g) カレールー(辛口)…1かけ
【手巻き用具材】ご飯、のり、レタス、大葉、アボカド、ねぎ、きゅうり、三ツ葉、かいわれ大根…すべて適量
《作り方》
【1】ひき肉はテフロン加工のフライパンに入れて中火にかけ、ほぐしながら炒める。
【2】肉から脂が出てきたらしょうが、玉ねぎの順に加えてその都度炒める。
【3】肉の色が変わったらトマト缶を加え、煮立ったら刻んだカレールウを少しずつ加えて混ぜ溶かす。味見をして、足りないようなら塩(分量外)を少量加える。
【4】器に盛り、ご飯適量(分量外)と食べやすく切った野菜を添える。のりやレタスにのせて巻いたり、オープンサンド風にして食べる。
《Point》

ひき肉はへらで押しつけて焼き色をつけてから、ほぐすように炒めると、ルーとの絡みがよくなる。

トマト缶はホールではなく、カットタイプを。そのまま使え、火の通りも早いので時短になる。

カレールーは包丁で細かく刻むか、電子レンジ(600W)で30秒ほど加熱すると、サッと溶けてだまになりにくい
【翌日アレンジ】「カレー冷ややっこのレシピ」
“あと1品”に最適! みじん切りにしたきゅうりのみずみずしい食感がアクセント。白だしを加えて和の雰囲気にチェンジ。

《材料と作り方》(1人分)
【1】器に絹ごし豆腐適量を盛り、軽く温めた「翌日カレー」をこぼれるくらいの量のせる。
【2】きゅうりのみじん切り・ねぎの小口切り各適量をのせ、白だしを少量たらす。
◆空花

2020年に鎌倉から移転オープン。2025もミシュラン1つ星を獲得。栄養士でもある脇元さんの素材本来の味を最大限に引き出した繊細な料理が人気。
住所:東京都港区虎ノ門5-3-3 神谷町プレイス 1F