
9月6日、悠仁さまの成年式が執り行われた。晴れの舞台を迎えた悠仁さまに、優しく包み込むようなまなざしを注がれたのは皇后雅子さま。一方の秋篠宮妃紀子さまは、引き締まった表情で儀式に臨む愛息を、固唾をのんで見守っていた。平成の時代、共に一般家庭から皇室入りした2人の妃──将来の天皇を見つめるその胸中には、それぞれに違った思いが去来していたに違いない。
「成年式の中心的な行事である『加冠の儀』は、NHKで約30分間にわたって生中継されました。皇居・宮殿の『春秋の間』には、色とりどりのローブモンタントをお召しになった女性皇族方、さらに石破首相ら三権の長が勢揃い。儀式用の装束に身を包んだ悠仁さまが参列者の視線を一身に浴びながら、陛下から授けられた冠を無事に着用されました。
悠仁さまは終始滞りなく儀式の手順を踏まれていましたが、紀子さまは時折、悠仁さまに合図を送られるようにうなずく仕草をされるなど、神経質になられているようにもお見受けしました」(宮内庁関係者)
「加冠の儀」の後、伝統的な装束から一転、燕尾服に着替えられた悠仁さま。両陛下に謝恩の辞を述べる「朝見の儀」では、雅子さまから直接、「これからもお体を大切にされ、どうぞお元気に、さまざまな経験を積まれますよう、お祈りしております」と前途を祝福される一幕もあった。
前日の大雨から一転、当日は澄み切った青空に恵まれ、悠仁さまも清々しい表情を湛えられていたが、その晴れ舞台に水を差すようなハプニングもあった。

「成年式を前に注目されていたのが、悠仁さまが成年皇族しか身につけることのできない装束を初めて身につけるご様子でした。しかし、宮内庁が事前に配布していた悠仁さまの装束姿のお写真を、フジテレビがなんと情報解禁前に報じてしまったのです。その結果、式当日に“なんか見たことある”との声がSNS上に数多く投稿されるという事態になりました」(皇室ジャーナリスト)
SNS上にはほかにも、こんな声が上がっていた。
「『加冠の儀』の際、紀子さまが髪に大きな白いリボンをつけられていたのです。厳粛な雰囲気の中、まるで少女を思わせるようなデザインの大ぶりなリボンがかなり目立っていた。今回の成年式の主催者は、悠仁さまのご両親である秋篠宮ご夫妻です。関係者の間でも、“ホストとしてふさわしい装いなのか”との厳しい声も聞こえてきました」(前出・宮内庁関係者)
さらに6日の夜、帝国ホテルで行われた祝宴でも、紀子さまの表情を翳らせるような出来事があった。
「直前になって、三笠宮信子さまが欠席を発表されました。体調がすぐれなかったとの理由が周知されましたが、儀式は出席された上での直前での祝宴欠席とあって、関係者は慌ただしく対応に追われました。さらに、その後会場に現れた三笠宮家の次女・瑶子さまのお顔がかなり険しく、とてもお祝いの場とは思えないようなご様子で……。“何かあったのか”と関係者がざわつくほどでした」(前出・宮内庁関係者)
※女性セブン2025年9月25日・10月2日号