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【全文公開】「もう1度ワンフーの前に立ちたい」石橋貴明が下した重大決断、2度目の抗がん剤治療を拒否 木梨憲武のお見舞い後には男泣き

ライブやるからね

世間には豪放磊落なキャラで知られる石橋も、術後はさすがに堪えたという。

「どんどん衰えていく自分の姿を“仲間”には見せたくないという思いで、家族以外の面会はほとんど拒否していたようです。ただ、そんな苦しいときに、相方の木梨憲武さん(63才)がお見舞いに訪れたんです。タカさんの長女の穂乃香さん(36才)の面会のタイミングで一緒に顔を出したとか。思わぬ来客を前に戸惑いつつも、強がりをみせたタカさんでしたが、ノリさんが去った後、男泣きしていたそうです」(前出・芸能関係者)

昨年11月、とんねるずは29年ぶりのライブを日本武道館で開催。「いまさらお客さん集まるかな」と不安だった石橋の心配をよそに、チケットは即完売。当初は、これっきりのつもりだったが、アンコールでは「また会いましょう」と再会を約束した。

毎年の正月恒例のテレビ朝日系スポーツバラエティー特番『とんねるずのスポーツ王は俺!!』は、石橋不在のなか、木梨ひとりで“番組を守る”とスタッフ共々団結し、この秋から収録が始まるという。

「9月3日にノリさん個人でオーケストラライブを開催したのですが、最後に“ドームか武道館かわかんないけど、とんねるずライブやるからね”とファンに伝えていました。タカさんと、とんねるずとして、もう一度ワンフー(ファン)の前に立ちたいという思いを共有しているのでしょう」(前出・芸能関係者)

外を歩く石橋(2025年8月)
写真9枚

高校の同級生として出会った2人は、『お笑いスター誕生!!』(日本テレビ系)などを経てあれよあれよという間に本物のスターとなった。1988年に始まった冠番組『とんねるずのみなさんのおかげです。』(フジテレビ系)は、その後、名称を変えて2018年まで30年も継続。しかし、番組終了後、石橋は大好きな野球にたとえ「戦力外通告を受けた」として、しばらくテレビの世界から離れてしまった。

「このとき、タカさんは“とんねるずは死んだ”と言ったのです。彼の中ではテレビに出ることがすべてでしたから。でも、その後YouTubeという新しい“居場所”を見つけると、どんどん活気が漲っていった」(前出・芸能関係者)

この頃受けたインタビューで石橋は、「絶対負けない。27個目のアウトを取られるまで、野球はゲームセットじゃないですよ」(Yahoo!ニュースオリジナル『REDChair』2020年9月)とYouTubeへの挑戦に意気込んでいた。

その熱い思いは、昨年のとんねるずとして29年ぶりのライブにもつながった。そんな矢先に体を蝕んだ病魔。だが、諦めるわけにはいかない。この夏、石橋は重大な決断をした。

「一刻も早くワンフーの前に立つことを優先したのでしょう。2度目の抗がん剤治療を拒否したそうです。抗がん剤の副作用がかなりつらく、命を削られるような思いらしく……寛解を目指すより、たとえ一瞬でも復帰したい、その決意の表れだと思います」(前出・芸能関係者)

情けねぇ、なんて言わせない。最後のアウトを取られるまで、もがき続ける。

※女性セブン2025年9月25日・10月2日号

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