健康・医療

《尿漏れ・頻尿、便秘、ポッコリお腹対策に》腟トレ&骨盤底筋トレーニングメソッドを医師が伝授「体の土台となる“骨盤底”の衰えは身体機能の不調に直結」

《骨盤底筋をほぐす》トレーニング効果をさらに高める!股関節を動かし刺激して骨盤の動きをスムーズにしよう!

トレーニング効果をさらに高める!股関節を動かし刺激して骨盤の動きをスムーズにしよう!

筋肉をほぐす「股関節ストレッチ」

骨盤底筋が衰えてくると、股関節も凝り固まってしまうもの。股関節を動かし緩めて、筋肉をほぐすことで骨盤の動きをよくする。骨盤のゆがみがとれて、骨盤底筋トレーニングの効果を高めることが期待される。

【股関節ストレッチ1】

【1】「正しい座り方」で椅子に座り、左足のひざを曲げる。息を吐きながらひざを胸に近づけて、10秒キープする。

「正しい座り方」で椅子に座り、左足のひざを曲げる。息を吐きながらひざを胸に近づけて、10秒キープする
「正しい座り方」で椅子に座り、左足のひざを曲げる。息を吐きながらひざを胸に近づけて、10秒キープする(イラスト/藤井昌子)
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【2】息を吸いながら左足を戻す。右足も同様に。左右3セットが目安。

背中はまっすぐ!

【股関節ストレッチ2】

【1】仰向けになり左足のひざを曲げて、両手で抱える。ゆっくり息を吐きながら胸に近づけて10秒キープ。

仰向けになり左足のひざを曲げて、両手で抱える。ゆっくり息を吐きながら胸に近づけて10秒キープ
仰向けになり左足のひざを曲げて、両手で抱える。ゆっくり息を吐きながら胸に近づけて10秒キープ(イラスト/藤井昌子)
写真28枚

・手を軽く添える

・10秒キープ

【2】息を吸いながら手足を戻し、反対の足も同様に行う。左右3セットが目安。

「腹式呼吸」で骨盤底筋に刺激を与えて

骨盤底筋や横隔膜などのインナーマッスルを刺激し、鍛えることができるのが腹式呼吸。

「おなかをふくらませて5秒間かけて息を吸い込み、おなかをへこませながら10~15秒で息を吐く一連の呼吸が骨盤底筋を動かします。吐くときは骨盤底筋を引き上げるようにキュッと締めて、吸うときは緩めましょう」。

座りながらでも、寝ながらでもOK。

「呼吸時に胸が動いていないことを確認しながら、おなかのふくらみとへこみを意識して行って」。

◆教えてくれたのは:女性泌尿器科専門医・女性医療クリニックLUNAグループ 理事長・関口由紀さん

2006年より女性医療クリニックLUNAグループ理事長。現横浜市立大学医学部泌尿器科客員教授。フェムゾーンラボ(株)社長。日本フェムテック協会代表理事。

取材/小山内麗香 イラスト/PIXTA

※女性セブン2025年10月9日号