健康・医療

《尿漏れ・頻尿、便秘、ポッコリお腹対策に》腟トレ&骨盤底筋トレーニングメソッドを医師が伝授「体の土台となる“骨盤底”の衰えは身体機能の不調に直結」

《日常生活ですぐできる》骨盤底を強化して一生寝たきりにならない、下半身の筋力強化トレーニング

起床後に、寝る前に、家事の合間に、体に負担をかけずに続けられる!骨盤底を強化して一生寝たきりにならない、下半身の筋力強化トレーニングを紹介する。

姿勢を正してチャレンジ「寝ながら足開き」

太ももの両外側にある外転筋は股関節の動きをよくし足を支える。足を開くことで刺激しよう。

【1】足を伸ばして仰向けになる。足首は垂直に立てて、手を胸でクロスする。

足を伸ばして仰向けになる。足首は垂直に立てて、手を胸でクロスする
足を伸ばして仰向けになる。足首は垂直に立てて、手を胸でクロスする(イラスト/藤井昌子)
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・あごは軽く引く

【2】右足を伸ばして床から軽く浮かせて、息を吐きながら5秒かけて外側に45度ほど開く。

右足を伸ばして床から軽く浮かせて、息を吐きながら5秒かけて外側に45度ほど開く
右足を伸ばして床から軽く浮かせて、息を吐きながら5秒かけて外側に45度ほど開く(イラスト/藤井昌子)
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・足はまっすぐ伸ばす

・上半身が傾かないように気をつけて

【3】ゆっくり息を吸いながら右足を元に戻し、左足も同様に行う。【1】〜【3】を左右3セットが目安。

股関節の深部にある筋肉を鍛える「寝ながらひざ開き」

【1】両手を伸ばして仰向けになり、ひざを立てる。手は胸の上でクロスする。

両手を伸ばして仰向けになり、ひざを立てる。手は胸の上でクロスする
両手を伸ばして仰向けになり、ひざを立てる。手は胸の上でクロスする(イラスト/藤井昌子)
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・足はそろえて床につける

【2】息を吐きながら5秒かけて、両ひざを外側にゆっくり開く。

息を吐きながら5秒かけて、両ひざを外側にゆっくり開く
息を吐きながら5秒かけて、両ひざを外側にゆっくり開く(イラスト/藤井昌子)
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・足裏は床にしっかりつけたまま

・おなかとおしりに力を入れることを意識する

【3】息を吸いながら、ゆっくりと両ひざを戻す。【2】~【3】を1セットとし、5回行う。これを5セット行うのが目安。

息を吸いながら、ゆっくりと両ひざを戻す
息を吸いながら、ゆっくりと両ひざを戻す(イラスト/藤井昌子)
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・おなかと太ももの内側に意識して力を入れる

寝たままで「おしり上げ」

おしりまわりの大殿筋と、太ももの内側にある内転筋群を刺激する。

【1】手足を伸ばして仰向けになり、ひざを立てる。

手足を伸ばして仰向けになり、ひざを立てる
手足を伸ばして仰向けになり、ひざを立てる(イラスト/藤井昌子)
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・足は軽く開く

・背中は反らさないように

・つま先は前に向ける

【2】息を吐きながら、おしりを床から持ち上げて5秒キープした後に、息を吸いながら、ゆっくりおしりを床に下ろす。1~2を3セットが目安。

息を吐きながら、おしりを床から持ち上げて5秒キープした後に、息を吸いながら、ゆっくりおしりを床に下ろす
息を吐きながら、おしりを床から持ち上げて5秒キープした後に、息を吸いながら、ゆっくりおしりを床に下ろす(イラスト/藤井昌子)
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・太ももの内側に力を入れる

・手の力は使わないように注意!

おしり上げに慣れたら「片足伸ばしおしり上げ」

【1】【2】は「おしり上げ」と同じ動き

【3】【2】の状態のまま、右足を伸ばして5秒キープ。息を吸いながらゆっくり足を戻して(ひざを曲げた状態に)、おしりを床に下ろす。

【2】の状態のまま、右足を伸ばして5秒キープ。息を吸いながらゆっくり足を戻して(ひざを曲げた状態に)、おしりを床に下ろす
【2】の状態のまま、右足を伸ばして5秒キープ。息を吸いながらゆっくり足を戻して(ひざを曲げた状態に)、おしりを床に下ろす(イラスト/藤井昌子)
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・体が一直線になるように足を伸ばす

・足首は垂直に立てる

・手に力は入れないように

【4】息を吐きながらおしりを持ち上げて左足を伸ばして5秒キープ。息を吸いながら、ゆっくり【1】の姿勢に戻す。【1】~【4】を左右3セットが目安。

息を吐きながらおしりを持ち上げて左足を伸ばして5秒キープ。息を吸いながら、ゆっくり【1】の姿勢に戻す
息を吐きながらおしりを持ち上げて左足を伸ばして5秒キープ。息を吸いながら、ゆっくり【1】の姿勢に戻す(イラスト/藤井昌子)
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・足を上げる高さはひざに合わせて