
チャーミングな笑顔はどう作るのでしょうか? 歌手の松本伊代さん(60歳)と、俳優の紫吹淳さん(56歳)に直撃。発売中の大人女性に向けたムックシリーズ『reShine2025年秋号』に掲載している記事から抜粋して紹介します。
二人の出会いは社交ダンスの舞台
2009年、南原清隆さんが企画・演出を務めた社交ダンスをテーマにした舞台で共演。宝塚ファンという松本さんは、紫吹さんとの共演にワクワクしたそう。その後、紫吹さんが出演する舞台を観に行ったり、松本さんのラジオに紫吹さんが出演したりと交流が続いている。



ファンとのエネルギー交換で心からハッピーに
松本さん(以下、松本):昔から宝塚の舞台を観に行くのが好きなんです。あの世界観に浸ると幸せになります。今は韓国ドラマにハマっていて、推しができました。笑顔を向けられると、ドキドキします。それで、ファンの方の気持ちもよくわかるようになりました!
紫吹さん(以下、紫吹):ファンの方たちからたくさんのエネルギーや幸せをいただいて、いつも感謝でいっぱいです。そのエネルギーがあるから、自然と笑顔になれるんです。これからもエネルギーを交換し合えたらうれしいです。
口角を「ニッ」と広げない 頰を高く上げる意識を

紫吹:宝塚時代の男役では、クールなかっこよさを見せるため、笑顔でいることはほとんどなかったんです。退団後、知人である表情筋研究家の間々田(佳子)さんに、笑うコツを教えてもらい、練習しました。よく、口角を上げるといいますけど、それより頰を高く上げるようにするときれいに笑えるんですって。
松本:私は口角が下がり気味で、「へ」の字口。年を重ね、より気になるように。不機嫌だと思われやすいので、常に口角を上げておこうと意識しています。これからは、頰も意識してみよう。
「いい日だった」と思えるよう嫌なことは引きずらない

紫吹:仕事でミスをしたり、落ち込むことがあったら、どう気分を立て直しているんですか?
松本:(夫の)ヒロミさんに話を聞いてもらって、寝ちゃえば次の日には忘れてますね(笑)。
紫吹:私は、嫌なことがあったら一回受け止めてすぐに切り替え、笑顔でいようと心がけています。楽しく過ごせる時間が長いほうが、「今日はいい日だったな」と思えますから。
松本:そうよね。私も60歳になり、「時間は有限」ということをより意識して今を楽しまなきゃと思うようになりました。家族や友達と話して気分転換し、悩みは持ち越しません。
◆歌手・松本伊代
1965年生まれ、東京都出身。81年に「センチメンタル・ジャーニー」で歌手デビュー。93年にタレントのヒロミさんと結婚。歌手活動のほか、バラエティ番組など多方面で活躍。@iyo14_official
◆俳優・紫吹淳
1968年生まれ、群馬県出身。86年に宝塚歌劇団入団。2001年月組トップスターに。04年の退団後は、俳優として舞台、ドラマなどで活躍。親しみやすい人柄でバラエティ番組にも引っ張りだこ。@jun_shibuki_official
撮影/曽根将樹(PEACE MONKEY) ヘア&メイク/川崎香子[松本さん]、北一騎(Permanent)[紫吹さん] 衣装/KEITAMARUYAMA[松本さん] 衣装協力/ランバン コレクション[紫吹さん] 構成・文/岩淵美樹
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『reShine2025秋号』では、気分が上がる美容・趣味・暮らしの実例やヒントを紹介。特集では“いくつになってもキレイ”の作り方や、ご機嫌でいるための秘訣を、reShine世代=(50~60代の女性たち)である、安田成美さん、高島礼子さん、南果歩さん、松本伊代さん、紫吹淳さん、鈴木砂羽さん、渡辺満里奈さんたちにインタビュー。誰もがおしゃれで粋に見える大人の着こなしについて、同世代の人気モデル、富岡佳子さん、前田典子さんがレクチャー。ほか、京都の大人旅や、白髪・薄毛対策、気になる美容医療など、役に立つトピックスをお伝えします。「付録付き限定版」では、3WAYに使えるマルチパウダー「レカルカ イルミネイトマルチ」の現品付き。
※『reShine』2025年秋号