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フリーアナウンサー・堀井美香さんが語る“ポジティブの作り方「“しょうがない力”を育てて落ち込みも受け入れる」

『reShine2025年秋号』に登場した堀井美香さん
堀井美香さん流のごきげんコントロール法は?
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私たちのごきげんは、毎日のちょっとしたことでできている――。心や体の波と上手に付き合って、自分自身で気持ちを上げていくことができれば最強! そんな気分上手なフリーアナウンサーの堀井美香さん(53歳)に秘訣を聞きました。イライラしない!落ち込まない! 堀井さん流のごきげんコントロール、ポジティブの作り方とは? 発売中の大人女性に向けたムックシリーズ『reShine2025年秋号』に掲載している記事から抜粋して紹介します。

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“しょうがない力”を育てて落ち込みも受け入れる

落ち込んだとき、わりと長引くタイプなんです。 映画を観ても、お茶をしても、ふとした瞬間に思い出してしまうし、何をしていても心がすっきり晴れることはない。そういう自分と長く付き合っているからこそ、無理に気分を上げるのは諦めました(笑)。

ただ、「時間が経てば、いつかは抜ける」ということだけは、経験上わかっていますから、サイクルの一つだと捉えています。どーんと落ち込む日があっても、「しょうがないよね」「そんなこともあるよね」って、自分に声をかけてあげる。そうすると、ちょっとだけ心がやわらぐんです。

「しょうがない」という言葉って、昔はネガティブに聞こえていたかもしれません。でも今はすごくいい言葉だと思うんですよね。うまくいかなくても自分を許してあげる。往生際がいいって、大人の特権かもしれません。

最近、座禅を始めました。都内のお寺で20分×3本、週に1回の贅沢な時間です。座禅をした後は、時間の流れがすごく穏やかになって、ひとつひとつの行動が丁寧になるのを感じます。普段予定に追われているからこそ、スマホも触らず、何もしない時間をつくることでいいバランスになっていると感じています。

ちなみに「ソロ活」は昔から大得意なんです。仕事柄大勢の人と関わることが多かったので、ふとできた空き時間に散歩をしたりコーヒーを飲んだりと、積極的にひとりの時間をつくってきました。先日は、屋形船にひとりで乗ってコース料理を堪能しました。ひとりだと、自分の感覚に集中できるのがいいですね。

人といるのも好きだけど、「ソロ活」で自分を大事に扱ってあげる時間を持つことが、ごきげんにつながっていると思います。

寝室の香りや明かりにこだわり

寝室の香りや明かりにこだわり
寝室の香りや明かりにこだわり
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寝室の香りや明かりにこだわっています。ビュリーのパロサントという香木や、地方で出会った、ガラス作家の安土草多さんのランプがお気に入り。

元気の源は読み聞かせのボランティア

堀井美香さんの元気の源は読み聞かせのボランティア
元気の源は読み聞かせのボランティア
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児童養護施設で読み聞かせのボランティア。ひとりで始めた活動も、いまでは仲間が増えました。元気の源です。

◆フリーアナウンサー・堀井美香

1972 年生まれ。53歳。アナウンサーとしてTBSに27年間勤めた後、50歳で独立。様々な人気番組のナレーションを担当、自身が開催する朗読会はチケットが即完売になるほどの人気。2025年12月に朗読「母」、「羆嵐(くまあらし)」の公演を予定。@horiimika2022

構成・文/木田明理

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『reShine2025秋号』では、気分が上がる美容・趣味・暮らしの実例やヒントを紹介。特集では“いくつになってもキレイ”の作り方や、ご機嫌でいるための秘訣を、reShine世代=(50~60代の女性たち)である、安田成美さん、高島礼子さん、南果歩さん、松本伊代さん、紫吹淳さん、鈴木砂羽さん、渡辺満里奈さんたちにインタビュー。誰もがおしゃれで粋に見える大人の着こなしについて、同世代の人気モデル、富岡佳子さん、前田典子さんがレクチャー。ほか、京都の大人旅や、白髪・薄毛対策、気になる美容医療など、役に立つトピックスをお伝えします。「付録付き限定版」では、3WAYに使えるマルチパウダー「レカルカ イルミネイトマルチ」の現品付き。

※『reShine』2025年秋号