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萬田久子が語る、歳を重ねてもおしゃれを楽しむコツは“着こなし”「昔の服も工夫次第。今の自分の顔や体形と相談しながら」

萬田久子
萬田久子さんが語る、歳を重ねてもおしゃれを楽しむコツ
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「歳を重ねたからこそおしゃれも人生も攻めて楽しめるようになった」と語る萬田久子さん。大人世代のファッションアイコンとして支持される萬田さんに、おしゃれアイテムの攻略法や歳を重ねるほどに輝きが増す秘訣について聞いた。エイジレスに輝く50~60代女性に向けた、すぐに役立ち毎日を前向きに過ごすヒントが詰まった実用ムックシリーズ『reShine春号』から萬田さんのインタビューを一部抜粋して紹介する。

何十年も前の服だって今の顔や体形と相談してバランスを楽しもう!

年齢なんてただの数字をモットーに、大人世代のファッションアイコンとして支持されている萬田さん。66歳を迎えた今も、自由なおしゃれマインドと持ち前のサービス精神は変わらない。

「ファッションは基本的に、自分が楽しむことがベース。その上で、周りを楽しませたり驚かせたりするのも大好きなんですよね」

ドレスコードを設けた食事会や、ハロウィンや屋形船パーティーなど、季節ごとのイベントも全力でおしゃれを楽しんでいる。

「振り返ってみると、若い頃は我慢をしたり、守りに入っていた部分もあったかもしれない。周りにこう思われたいとか親の目を気にしたりとかね。そういう意味では、今の私の方が大胆に攻めてますよね」

“攻める=最新トレンド”かと思いきや、ワードローブは何十年も前から最近までの服がずらり!ヴィンテージものへの愛着を覗かせている。

「昔から持っている服は、安心して着られるんです。それこそ若い頃は、去年着ていた服を今着るのは恥ずかしいかなって気持ちがすごかったの。でもいつからか、新鮮なものよりヴィンテージものを着てる方が、得意気になってきましたよね(笑)」

萬田久子
ファッションの楽しみ方について語った萬田久子さん
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事実、昨年秋に刊行された自身のスタイル本はすべて私物によるコーディネートで、新規で揃えた服がほとんど登場しない。バランス次第で、若い頃の服をカッコよく着ることも可能なのだと背中を押してくれる。

「昔の服ってサイズを気にされる方も多いと思うんですけど、その辺は工夫次第よ!着物なんかは体形が変わっても融通利きますからね。それより大事なのは着こなし。ちょっと崩して今っぽく見せたり、逆にボタンを上までかっちり留めた方が大人の品が出せたり。そこは今の自分の顔や体形と相談しながらですね」

◆萬田久子

1958年生まれ。1978年にミス・ユニバース日本代表に選出され、1980年にNHK連続テレビ小説『なっちゃんの写真館』で俳優デビュー。以後、数々の大河ドラマや連続テレビ小説、映画など話題作に出演。大人世代のファッションアイコンとして絶大な支持を得、インスタグラムも評判を呼ぶ。@hisako.manda_official

撮影/彦坂栄治(まきうらオフィス)、スタイリング/清水恵子、ヘア&メイク/黒田啓蔵(Iris)、構成・文/栗原うらら

ジャケットドレス23万3200円/リコール、パンツ3万9600円/スリウム、セットアップ31万9000円/クイーンアンドジャック(すべてエスティームプレス)、リング協力/すべてオートジュエラー・アキオモリ その他/すべてスタイリスト私物

『reShine春号』では、山口智子さんが表紙を務める。インタビューでは山口さんが60歳からのリ・スタートについて語る。また、リアルに交友のある著名人同士<岸谷香さん×久保純子さん><木佐彩子さん×佐々木明子さん>らが、今だからこそできる日々の楽しみ方や自分アップデート法を本音でトーク。一方、「ソロ活でアラカンはもっと輝く!」をテーマに、子供が巣立った亜希さんのおひとり様レシピ、富岡佳子さんの自分の時間を豊かにするソロ活も紹介。白髪と薄毛完全対策、60歳からがかっこいいパリマダム式ヘアメイクなどの特集も掲載している。

※『reShine』2025年春号