
来春にグループとしての活動を終了する嵐。カウントダウンも1年を切り、年末の風物詩への出場も期待される彼らだが、水面下では節目のコンサートの準備が進んでいた。直接ファンに姿を見せたいと願う5人の約束、その動員計画と彼らの現在地を追った──。
デビュー日である11月3日に、ファンクラブ向けのライブ配信『生配信だヨ嵐会2025』が行われることが発表された嵐。いま注目の的となっているのが、今年の紅白歌合戦に出場するのかどうかだ。
「今年は放送開始100年の節目にあたり、NHKの気合も例年以上。当然、嵐は今年最大の目玉候補ですが、現状、その出場の可能性は低いでしょう。
彼らは来年の春に開催予定のラストライブに向けて歩みを進めており、正直、紅白どころではない。それにひとつの歌番組に出演すると、彼らの性格的に“ほかの局の番組にも出なくては”と考えてしまいます。そのため、一律で音楽番組への出演は控える方針だとか。NHKとしてはすでに『嵐が出ない』パターンでのブッキングも進めています」(テレビ局関係者)
“完全燃焼したい”“ケジメをつけたい”という5人の決意が凝縮したラストライブ。水面下では“ある準備”が進んでいるという。
「実は、来年5月までに発表する新曲を制作しているようなのです。曲数は未定で、リリースもまだ先のようですが、メンバーからも『嵐最後の新曲をひっさげて、ラストライブに臨みたい』という要望があったそうです」(芸能関係者)

ファンクラブの会員は200万人とも300万人ともいわれる嵐。5月の動画でも《これまで支えてくださったファンの皆さんに直接感謝の思いを伝えるため》と説明されたラストライブは、コロナ禍で叶えられなかった“直接パフォーマンスを見てもらう”という5人の悲願を叶える場でもある。その動員の鍵を握るのが東京ドームだ。
「2020年の活動休止前のツアーは、約230万人を動員したメガツアーとなりました。今回もメンバーからは『本当にすべてのファンに来てもらえるように』という強い意向が示されているといいます。
同時配信なども考えれば、天候の影響を受けないドーム公演が現実的で、中でも中心となるのは、東京ドームだそうです。嵐にかかわるあらゆるチャンネルを使って、東京ドームの日程を押さえるべく交渉が続けられています。そのほか、北海道や関西、九州なども回る可能性があり、“ツアー”と言っていい規模になりそう。ツアーの最後、そして嵐の最後を飾るのも東京ドームではないかとの声もある。
いずれにしろ、配信なども含めると最大規模のコンサートツアーになると考えられています」(別の芸能関係者)
活動休止からのこの5年。嵐という国民的グループの“終わり方”について模索し続けたメンバーたち。かつて大野智が口にした“5人の約束”が果たされる日は、刻一刻と近づいている。
※女性セブン2025年11月6日号












