
淡々と近況やご心境をお話しされる秋篠宮さまが示された孫との“面会の条件”。しかし、そこには大きなハードルがあった。諦念もにじむそのお言葉は、約3か月前に孫へのラブコールを送った妻のハイテンションとの差違が際立って──。
「第一報を聞いたときは、とてもうれしい気持ちになりました。それと同時におじいさんになったんだなという、若干、複雑な気持ちにもなりました」
初めて孫の誕生についてカメラの前で語った秋篠宮さまの口元は、心なしか普段よりもほころんでいるように見えた──。
11月30日、秋篠宮さまが60才の誕生日を迎えられた。事前に設定された記者会見では、気候変動や世界の紛争に言及されただけでなく、列島を騒がすクマの被害に憂慮される場面も。ご自身で口火を切ることはなかったが、長女・小室眞子さん(34才)の出産にも触れ、冒頭の言葉に続き、「日本に来る機会があれば、ぜひ会いたいと思います」と初孫との対面への期待も口にされた。
「会見では、悠仁さまを『私のよき話し相手』と表現され、良好な関係が見受けられました。一方で、眞子さんと孫については、『日本に来る機会があれば』という言葉に、ご夫妻が会いに行くという選択肢はないのだなと。そうなると、紀子さまが孫との面会を叶えられるのはかなり難しいでしょうね」(皇室ジャーナリスト)
今年9月に発表された紀子さまの誕生日文書には、眞子さんの出産についての喜びにあふれていたが、ご夫妻の間で温度差が際立つ格好となった。
「紀子さまは例年通り、皇族だった頃の眞子さんのお印である木香薔薇にも触れ、《孫が少しずつ遠出できるようになり、旅行をすることに慣れてから、よいタイミングで日本を訪れてくれたらと思っています。
そしていつか、木香薔薇のアーチがある庭を一緒にゆっくりと歩いたり、ピクニックをしたりするのはどうかしらと思いをめぐらしています》とコメントされています。こうしたご様子から、周囲では秋篠宮ご夫妻と孫との面会への期待も膨らんだのですが、実態はそう簡単ではないのでしょう」(宮内庁関係者)

小室圭さんとの結婚に際し、「海外に拠点を作ってほしい」とお願いしたのが眞子さんだったことは、2021年の結婚会見時に、眞子さん自身が明かしている。
「眞子さんは結婚以来、一度も帰国していないとされ、この9月に行われた悠仁さまの成年式にも帰国することはありませんでした。
ニューヨークではお子さんをゼロ才児も受け入れている美術のワークショップに通わせるなど、その生活と教育の足場を現地で着々と築いている印象です。ご夫妻が孫に会える条件を、あくまで眞子さんが自主的に帰国することとするなら、それはかなりハードルが高いと言わざるを得ないのではないか」(前出・皇室ジャーナリスト)
また、前出の宮内庁関係者は、紀子さまの“演出”も眞子さんに複雑な思いを抱かせた可能性を指摘する。
「9月のコメントでは、《どのような名前で呼んでもらおうかしらと考えたり、子どもたちが小さかったときに読んでいた絵本を取り出して、膝の上にのせて絵本を一緒に読んでいたときのことを思い出したり》と、孫と触れ合う紀子さまのお姿を具体的に連想させるような内容が綴られていましたが、そのメッセージはなんらかの形で眞子さんも目にしているでしょう。
しかし、自身の結婚に際し、ご両親に手のひらを返されたという思いは眞子さんの心の中に依然くすぶっています。紀子さまが手放しで孫の誕生を喜び、結婚までの因縁をまるでなかったかのように振る舞えば振る舞うほど、眞子さんは頑なになっていくのではないでしょうか。
秋篠宮さまはそのあたりの機微を感じていらっしゃるから、無理かもしれないけれど、という諦めのお気持ちも込めつつ『日本に来るなら会いたい』というコメントになったのでしょう。紀子さまの熱烈なラブコールが、眞子さんの目に“過剰演出”と映っているとしたら、それは孫の帰国と面会を遠ざける要因になってしまったかもしれません」