大雨の中ずぶ濡れで帰され
今年4月中旬、大雨の夜のことだった。
「彼から、“いちばん近しい友人と飲むから”と呼び出され、行ってみると男性が6人いた。彼を慕う後輩や友人たちを交えた集まりで、一緒に飲むことになったんです」
飲み会の終盤、勝村が会計で席を外し、A子さんがお手洗いに行くために席を立ったとき、そのトラブルは起きた。
「狭いテーブルの間を移動していたとき、不意にお尻をわし掴みにされました。なで回すとかではなく、肛門に指が入るほどの力で強く手を押しつけ、グワッと掴み上げられたんです。突然のことでパニックになって振り返ると、勝村の後輩俳優・Xがニヤッとしてうつむいたので、彼が犯人だとわかりました。声を荒らげたい気持ちになったけど、ここで私が大声を上げれば、勝村の顔に泥を塗ることになる。その場では“そういうことはしないでください……”と言うしかできなかったんです」
動揺した気持ちのまま、解散となった帰り道、A子さんはほろ酔いの勝村に事の詳細を伝えたという。
「そうしたら彼は立ち止まることもなく、“え~マジで。アイツやばいね”と軽い調子で言うだけ。事の重大さを理解して怒ってくれると思っていたので、とてもショックでした。“え、それだけ?”と言ったら、彼は“アイツのことよく知らねぇし!”と逆ギレして、私の目の前で玄関の扉をバタン!と閉めて、大雨のなか、私はずぶ濡れで自分の家に帰りました」
翌日、A子さんは改めて勝村に詳細をLINE。一晩寝て勝村も冷静さを取り戻したのか、《僕の仲間の会であなたがそんな酷い目にあって、傷つき、うちでの酷い態度でも傷つけてしまったのは、すべて僕が仲間を呼んだせいです》《本当にごめんなさい》と返信している。

その後、勝村は飲み会の出席者に連絡をとって事情を聞いたり、Xに複数回電話をかけて事実関係を確認。A子さんには《なんでも積極的に協力します》とのメッセージも送り、A子さんも安心感を覚えていた。しかし、謝罪もなく誠意も感じられないXに、A子さんは怒りを抑えられなくなっていた。
「誠意をもって謝ってくれるだけでよかったんです。でも、Xの対応を見ると、自分の尊厳が傷つけられた気がして……弁護士に相談することにしたんです。同時に警察にも話しました。警察では、“わいせつ事件”として取り扱うと言われ、被害届も受理されました」
当初、大事にしたくなかったA子さんはやむを得ず事件の解決へ向けて動き始めた。その最中、当初は協力すると言っていた勝村が態度を翻したという。
「勝村から弁護士を通じ、“今後一切連絡してくるな”と通達されました。どうやら私がお金目当てで動いていると思ったようです。勝村が手のひらを返したことで、飲み会に参加していた目撃者も途端に口をつぐんでしまい、誰も協力してくれなくなりました」
さらにA子さんの心を深く傷つけたのは、勝村の代理人の選定だった。
「勝村は、Xと同じ弁護士を自分の代理人にしたんです。これでは、勝村もXのわいせつ行為を容認したのと同じこと。それが本当につらくて……」
A子さんの告白に勝村は何を思うのか。所属事務所に尋ねると、勝村本人からA4用紙3枚にわたる回答があった。勝村はA子さんとの交際を認め、将来は彼女との結婚を考えていたと答え、一連の事件については概ね次のように回答した。
「僕は事件解決のため、Xに電話をかけ、事実を認める発言を録音し、A子さんとA子さんの弁護士に送っています。また、刑事告発の準備のため飲み会の場にいた全員に連絡を取りましたが、正式に警察が動く前に協力するのは難しいと言われ、A子さんにもその旨を伝えています。すると、A子さんからあなたの態度は投げやりだと言われ、気持ちが揺らいでしまいました。代理人の選定については、A子さんや彼女の弁護士が、僕に直接連絡してくる状況を危惧したXの弁護士から、提案を受けた次第です。
協力できることは全てやったつもりですが、A子さんに誤解させてしまったことも僕の落ち度です。本当に申し訳ありませんでした。いまはA子さんの心の傷が少しでも癒えるように願うしかありません」
捜査は進んでおり、間もなくXが事情を聞かれるという。
※女性セブン2025年11月6日号