《大谷翔平がハマる》もちもち食感がウリの岩手産「岩泉ヨーグルト」 大谷効果で通販の売上は7倍 低温発酵で生きたまま腸に届く乳酸菌の割合高く、腸内環境改善に期待

2年連続でメジャーリーグのワールドシリーズに進出したロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平(31才)。1年を通じて活躍できた秘訣について、大谷を知る在米ジャーナリストが明かす。
「大谷選手は食事や睡眠に気を配り、日々ベストな状態を維持しています。特に食事へのこだわりは強く、ひたすら同じものを大量に食べることで知られています。ストイックな彼が近年ハマっているのが、地元・岩手産のもちもちヨーグルトなんです」
2023年、医療機器メーカーのインタビューで故郷の名物を問われた大谷は、もちもち食感がウリの「岩泉ヨーグルト」(2000g/1650円)を挙げた。製造元である岩泉ホールディングスの代表取締役・山下欽也さんが反響を明かす。
「通常のヨーグルトより手間がかかるので値段は張りますが、大谷選手効果で通信販売の売り上げは約7倍に。大谷選手をきっかけに購入してくれたお客様がその後もリピートし続けてくださっており、いまでは47都道府県すべてで購入することができるようになりました」
同様の“高級ヨーグルト”を製造するメーカーは増加傾向にある。
「今年5月には『ドン・キホーテ』もプライベートブランドの商品として、もっちり食感の高級ヨーグルトを発売しました。想定の3倍以上という売れ行きを見せているといいます」(経済ジャーナリスト)

大谷を虜にした独特な食感を生み出す秘訣は発酵方法にあるという。前出の山下さんが明かす。
「通常のヨーグルトは40℃前後で6時間ほど発酵させていますが、私たちは容器を兼ねた独自開発したアルミ袋の中で、33℃の低温で20時間ほどかけてゆっくりと発酵させます。素材を大切に、じっくりと発酵させることにより、生乳の甘みがあるもっちりとした仕上がりにしています」
一般的なヨーグルトとの違いは食感だけではない。ヨーグルトソムリエで栄養士のほりえさちこさんが語る。
「低温発酵なので生きたまま腸に届く乳酸菌の割合が高く、一層の腸内環境の改善が期待できます」
ヨーグルト独特の酸味が苦手な人にも朗報だ。
「普通のヨーグルトよりもまろやかで、ミルクの甘さやコクをしっかり感じることができ、酸味が控えめなんです。生乳と乳酸菌の力だけで発酵させており、添加物を使っていないので誰でも安心して食べることができます。
また、液体のように流れてしまわないほど濃厚なので、腹持ちがいいのも特徴のひとつです」(ほりえさん)
元気な体は、やっぱり食から作られるのだ。
※女性セブン2025年11月13・20日号