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【移住先ランキングベスト10】人気の理由を大解剖!「セカンドライフ」を求めるシニア層から「暮らしを整えたい」子育て世代まで選ぶ決め手とは?

【5位】福岡県「暮らし&仕事体験などお試しプログラムが豊富」

県庁所在地の福岡市は、コンパクトシティ化(※)が進んでおり、福岡空港から市街地まで約10分。電車やバスなどの交通網が発達し、都市間の移動も便利で、電車内の混雑率が低いのが魅力だ。

※住居や商業施設、公共サービスといった都市機能を都市中心部へ集約させ、公共交通機関で移動しやすい範囲にまとめる都市計画。

福岡市博多区にある中洲は福岡随一の歓楽街。グルメも魅力。(写真提供/福岡県観光連盟)
福岡市博多区にある中洲は福岡随一の歓楽街。グルメも魅力。(写真提供/福岡県観光連盟)
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「2015年から、福岡県移住・定住ポータルサイト『福がお〜かくらし』を運営しており、県外在住者を対象に将来的な移住に向けてさまざまな情報を発信しています。空き家バンクの物件登録数が県内トップクラスの豊前市をはじめ、県内のお試し居住施設では、移住暮らし体験もできます」(県政策支援課)

就業・居住・交流が一体となった「福岡くらしごと体験」の実施も。

【6位】北海道「地域で環境が大違い!まずはお試し移住を」

179の市町村を有する北海道では、都市部での暮らしを希望する人から第一次産業にかかわりたい人まで、多様なライフプランを持つ人が集まる。人口密度は東京の100分の1程度。食費の年間支出も関東と比べて安く、シニアが暮らしやすい環境が整う。

就農希望者には「北海道農業担い手育成センター」などの相談窓口も。
就農希望者には「北海道農業担い手育成センター」などの相談窓口も
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「釧路や根室などを含む『道東エリア』は夏でも気温が30℃以下の地域があります。一方、函館などを含む道南エリアは積雪量が比較的少ないなど、地域で環境が異なるので、移住先を選ぶ際には道内約100市町村が実施する体験移住『ちょっと暮らし』を活用するのがおすすめです」(道総合政策部地域創生局地域政策課)

【7位】宮城県「米のプレゼントなど個性的な支援も」

県庁所在地の仙台市は利便性がよく、日本三景「松島」など自然豊かな環境も整う。気仙沼市、東松島市、登米市、大崎市などでは起業支援が充実。川崎町では、空き家バンクを活用した移住者に町産米を3年間で30kg贈るなどのユニークな試みも。

東京から仙台市(写真)までは東北新幹線で約1時間30分
東京から仙台市(写真)までは東北新幹線で約1時間30分
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【8位】山梨県「東京と山梨の二拠点生活が可能」

東京からのアクセスが至便。北杜市、富士吉田市、南アルプス市などが人気で、平日は東京、週末は山梨と二拠点生活をする人も。中部横断自動車道の整備や、リニア中央新幹線の開業でさらに便利になる見込み。働くシニアも多い。

山中湖、河口湖といった富士五湖周辺では宿泊業、観光業といった求人も
山中湖、河口湖といった富士五湖周辺では宿泊業、観光業といった求人も
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【9位】福島県「自然豊かで生活コストがお手頃」

新白河駅、郡山駅、福島駅と新幹線停車駅が3駅あり、東京とのアクセスが便利。求人ではICT活用スキルのニーズが高く、ミドル・シニア層の正社員採用も多い。県庁所在地である福島市の2LDKの平均家賃は約6万~7万円と家賃や物価が安いのも魅力。

避暑地として知られる猪苗代町。住宅費用の補助制度などが充実
避暑地として知られる猪苗代町。住宅費用の補助制度などが充実
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【10位】山口県「移住者へのサポートが手厚い」

県外から移住を検討する人へ、視察のための交通費を最大3万円補助するなど県独自の支援を展開。下関市では移住希望者が最長5年間、手頃な家賃で入居できる「豊北ハイツ」を設置。萩市では、空き家の改修費を上限200万円まで補助している。

角島大橋の絶景。温暖な気候で住みやすいのも魅力。
角島大橋の絶景。温暖な気候で住みやすいのも魅力
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◆イラストレーター・漫画家・鈴木みきさん

38才のときに地元の東京から山梨県北杜市へ移住。8年暮らした後、北海道札幌市へ移住。51才で東京へ戻る。コミックエッセイ『中年女子、ひとりで移住してみました』(平凡社)など著書多数。

取材・文/植木淳子

※女性セブン2025年11月13・20日号