すっきりとした秋晴れの空が広がった11月1日、東京・豊島区にある学習院大学で学園祭「桜凛祭（おうりんさい）」が開催された。学生やその家族、近隣住民などで賑わうキャンパスには、天皇家の長女、愛子さまのお姿もあった。
「母校の学園祭を訪問されたようです。現地でお友達4人と合流し、おしゃべりしながら楽しそうにカリカリチーズ棒やたい焼きなどを食べ歩きされていました。“お忍び”で来られていたようですが、オーラがあるからなのか、目ざとい人には気づかれていましたね。ファッションもかなりオシャレでしたし。マップを片手に『次はどこ行く？』などと相談しながらあれこれと回っていて、楽しそうな雰囲気でした」（参加者）
華道研究会の展示をご覧になった愛子さまは、その後、催し物の「ラップバトル」を鑑賞されたりと、学園祭を満喫されていた。
母校で束の間の休日を楽しまれた愛子さまがお召しになっていたのは、黒いタートルネックに、背中側のリボンで編み上げたレースアップデザインが印象的な、グレー地に白いチェック模様のジャンパースカートだった。黒いショートブーツに白と黒のハンドバッグと小物は黒で統一。さらに三日月と星をモチーフにしたネックレスを合わされ、カジュアルな印象になりやすいジャンパースカートを大人っぽく着こなしていた。
「ジャンパースカートは、『An MILLE（アンミール）』というブランドの商品と見られます。清楚でガーリーなテイストを得意とする、20代女性に人気なブランドで、フェミニンな洋服を多くラインナップしています。通販で購入できるほか、都内だと渋谷109や新宿のルミネに実店舗があります。
愛子さまが着用されていた商品の定価は7900円（税別）で、現在は販売を終了しているようですね。プライベートなので着たいテイストのファッションを楽しまれたのでしょう」（前出・皇室記者）
公務のときはブランドが特定されにくいデザインのお召し物、もしくはミキモトのパールアクセサリーや母の雅子さまから譲り受けたバッグなどブランドものを身につけることもある愛子さま。
「プライベートのときはプチプラもしくはノーブランドの商品を使うことが多いように感じます。このジャンパースカートも庶民でも手が届く価格帯ですし、今回お持ちになっていたバッグも数千円で購入できるもののようです。
また、愛子さまは昨年も学園祭に訪問されていたのですが、そのときも2000円ほどの晴雨兼用の折りたたみ傘を使用されていました。
愛子さまといえば、本来なら成年のタイミングで作るはずのティアラを、コロナ禍と作成の時期がちょうど被ってしまったこともあり新調を見送ることを決意。その後コロナは落ち着きましたが、物価高などを理由にいまも辞退され続けています。その質素倹約の精神を、公的な場面だけでなくプライベートでもお持ちなのでしょう」（前出・皇室記者）
プリンセスらしからぬ堅実な一面が垣間見えたお忍び訪問だった。