
具材を炒めて、冷まして包む…と、工程の多い春巻きは面倒に感じてしまうが、春巻きの達人は、もっと手軽に、もっと自由に、春巻き作りを楽しんでいた。根菜類やきのこなど、秋が旬の食材は、実は春巻きの具材にぴったり。皮に包まれて、じっくり蒸された野菜や果物は、甘みと旨みがグンと増して、濃厚なおいしさに驚くはず!「春巻きの可能性は無限大です!」と語る、『ワインセラー ローゼンタール』店主・島田由美子さんが食材1つで作る春巻きレシピを教えてくれました。
春巻きの皮は自由なキャンバス
ひとりでお店を切り盛りしながら、コックピットのような小さなキッチンで、何か作れる料理はないか…。そんな試行錯誤の末、生まれたのが島田由美子さんの春巻きだ。
「油はたったの大さじ4杯。弱めの火加減でじわじわ揚げ焼きにすると、皮の中で野菜が蒸されて甘く濃厚に。春巻きの皮で包めば、何でも大体おいしくなります。まずは自由な発想で、1食材だけ巻いてみましょう」
大さじ4の油でOK!揚げ焼きのポイント

【1】とにかくキュッときっちり巻くべし
皮と具が密着するようにしっかりきつく巻くと、バラバラになりにくい。

【2】大さじ4の油でじっくり揚げ焼きに
弱火〜弱めの中火で揚げ焼きに。フライパンは直径26cmくらいがおすすめ。

【3】皮の巻き終わりを留める必要ナシ!
少ない油なので、巻き終わりを下にして置けば、自然と皮を留められる。

【4】端に立てて焼くと全体がきつね色に
春巻きの側面は焼き色がつきにくいので、トングなどで立てて焼いて。
クミン塩で!
塩小さじ1にクミンシードをひとつまみ加える。クミンの香りが秋野菜と相性抜群。

「かぼちゃの春巻き」のレシピ
クミン塩とベストマッチ!皮の食感もアクセントに。
《作り方》(4本分)
【1】かぼちゃ中1/2個は大きめに切り、耐熱ボウルに入れる。ラップをして電子レンジ(600W)で5分加熱する。粗熱が取れたら、皮ごと粗く潰す。
【2】春巻きの皮1枚に【1】を1/4量のせ、きつく巻く。同様にもう3本作る。
【3】フライパンにサラダ油大さじ4を入れ、弱めの中火で7〜8分揚げ焼きにする。
【4】食べやすく切り、クミン塩適量を添える。
「里いもの春巻き」のレシピ
皮の中でじっくり蒸されたねっとり濃密な甘みに感動。
《作り方》(4本分)
【1】里いも4個は縦半分に切り、2mm厚さの薄切りにする。
【2】春巻きの皮1枚に【1】を1/4量のせ、きつく巻く。同様にもう3本作る。
【3】フライパンにサラダ油大さじ4を入れ、弱火で10〜12分揚げ焼きにする。
【4】食べやすく切り、クミン塩適量を添える。
「春菊の春巻き」のレシピ
葉野菜の新しい食べ方発見!たっぷり包んでごちそうに。
《作り方》(4本分)
【1】春菊120gは、茎はみじん切りに、葉はざく切りにする。
【2】春巻きの皮1枚に【1】を1/4量のせ、きつく巻く。同様にもう3本作る。
【3】フライパンにサラダ油大さじ4を入れ、弱めの中火で4分ほど揚げ焼きにする。
【4】食べやすく切り、クミン塩適量を添える。
山椒塩で!
塩小さじ1に粉山椒をふたつまみ加える。ピリッと引き締まり、痺れる大人の味に。

「まいたけの春巻き」のレシピ
皮の中にきのこの旨みをギュッと凝縮。
《作り方》(4本分)
【1】まいたけ170gは、食べやすい大きさにほぐす。
【2】春巻きの皮1枚に【1】を1/4量のせ、きつく巻く。同様にもう3本作る。
【3】フライパンにサラダ油大さじ4を入れ、弱めの中火で6〜7分揚げ焼きにする。
【4】食べやすく切り、山椒塩適量を添える。
「れんこんの春巻き」のレシピ
薄切りにしてポクポクした歯応えに。
《作り方》(4本分)
【1】れんこん約10cm(280g)は、縦半分に切り、2mm厚さの薄切りにする。
【2】春巻きの皮1枚に【1】を1/4量のせ、きつく巻く。同様にもう3本作る。
【3】フライパンにサラダ油大さじ4を入れ、弱火で10分ほど揚げ焼きにする。
【4】食べやすく切り、山椒塩適量を添える。
「柿の春巻き」のレシピ
かぶりつくとジュワッと新感覚!
《作り方》(4本分)
【1】柿2個は、2cm角に切る。
【2】春巻きの皮1枚に【1】を1/4量のせ、きつく巻く。同様にもう3本作る。
【3】フライパンにサラダ油大さじ4を入れ、弱めの中火で7〜8分揚げ焼きにする。
【4】食べやすく切り、山椒塩適量を添える。