
母娘の間に生じた雪解けの兆しは、一歩後退してしまったのか。紀子さまと佳子さま、おふたりの接近を喜んだのもつかの間、事はそう簡単にはいかないようで。娘との隔たりに募る母の焦燥は、側近たちとの関係にも伝播して──。【前後編の前編】
向かって右から、悠仁さま、紀子さま、秋篠宮さま、そして佳子さまと横一列に並ばれる秋篠宮家の皆様方。11月15日にご一家が参加された「東京デフリンピック」の開会式。その会場でひときわ目を引いたのは、ビビッドピンクのワンピースに身を包み、優雅な笑みを浮かべられる佳子さまだった──。この開会式からおよそ1週間前の11月7日、紀子さまのお姿は東京・高円寺のイベント会場にあった。
デフリンピックとは、聴覚に障害のあるアスリートのためのオリンピック。それに先立ち開催された「手話のまち 東京国際ろう芸術祭2025」の展示や上演作品をご覧になり、関係者と手話を交えて談笑される紀子さまの表情は充実感に満ちていたが、そのご訪問の日程に関係者は首をかしげる。
「実は、前日の6日に、佳子さまも同じイベントのオープニングセレモニーに出席されているのです。イベントの主催者側としては、皇族方のお出ましはうれしい半面、連日となれば警備やご案内の面でかなり神経をとがらせることになる。同じイベントなら、ご一緒にお出ましになることはできなかったのでしょうか。
ご多忙の中での調整は容易ではないのでしょうが、デフリンピック関連のお出ましでは、紀子さまと佳子さまがご一緒の場面も多い。母娘の間での日程調整の濃淡に違和感が残りました」(宮内庁関係者)
大学時代から手話に親しまれてきた紀子さまは、結婚後もその習得を継続。そんな紀子さまの影響を受け、佳子さまも手話を学ぶようになられたことはよく知られている。

「全日本ろうあ連盟の非常勤嘱託職員として勤務されている佳子さまは、手話を通じた聴覚障害者とのコミュニケーション支援をライフワークとされています。当然、関連のイベントへのご招待も多い。今回のイベントも母娘そろってのご参加がスムーズだと思われましたが、あえて日程がずらされた結果となってしまった」(皇室ジャーナリスト)
紀子さまと佳子さまのご関係には“冬の時代”があったとされるが、おふたりの溝を深めたのが、姉・眞子さんの結婚だった。
「小室圭さんとの結婚を望む眞子さんと、結婚に難色を示す秋篠宮ご夫妻との対立が生じる中で、眞子さんに寄りそう佳子さまと紀子さまとの間の溝も深くなっていきました。しかし、今年8月に広島をおふたりで私的に訪問され、10月には初めて地方の公務にも一緒にお出ましになっています。周囲ではこうしたお姿を、佳子さまが送られた“雪解けの合図”と喜ぶ向きもあったのです。
実際、紀子さまは悠仁さまの大学進学後、これからは“いろいろなバリエーションをつけて露出する”という趣旨の決意を語っていらしたそうです。それにもかかわらず、わずか1か月あまりで雪解けの機運もしぼんでしまったのでしょうか」(別の宮内庁関係者)
冒頭の開会式では、日程調整以外にも、足並みの乱れが見受けられたそうだ。
「佳子さまが鮮やかな色のワンピースをお召しになる一方で、ほかのお三方はダークトーンのお召し物でそろえられていたのです。ご一家の集合写真などでは完璧なカラーコーディネートを披露される秋篠宮家とは思えないほど、佳子さまのお召し物だけが異彩を放っていました」(前出・皇室ジャーナリスト)
(後編へ続く)
※女性セブン2025年12月4日号









