
10月25日から2日間の日程で、「全国障害者スポーツ大会」の観戦などのため、滋賀県を訪問された秋篠宮家・次女の佳子さま。初日は「わたSHIGA輝く障スポ」の水泳競技をご覧になり、その後は、障害児入所施設「県立近江学園」を視察された。
佳子さまがお召しになったものが即日完売する”佳子さま売れ”現象が起きるほど、佳子さまの装いは話題になるが、この日、佳子さまがお召しになったのは、ミントグリーンが爽やかな印象を与えるワンピース。ほんのり透けているような感じがある柔らかい素材で上半身はふんわり、スカート部分は細かいプリーツ(折りひだ)がシャープで華やかな印象を与える。

「『ANAYI』というブランドのオケージョン向けアイテムで、価格は69,300円です。実はこのワンピース、今回が初めての着用ではありません。5月21日の全国都市緑化祭の記念式典、さらに6月10日にブラジルの開拓先駆者慰霊碑を訪れた際にも着用されていた佳子さまの愛用アイテムなのです」(皇室ジャーナリスト)

胸元でリボン結びされたタイがアクセントになっているこのワンピース。佳子さまは、TPOに合わせて巧みに着こなしを変化させていた。
「全国都市緑化祭」ではタイを外してシンプルに。そして今回の滋賀県訪問では、リボンを後ろに回すというアレンジを加えられた。
「この“リボンを後ろに”というさりげない工夫には、深い意味が込められています。障害者の方々とお話しする機会もある中で、お相手の手元にリボンが当たることのないようにという佳子さまのお心遣いだといわれています」(同前)

一着のワンピースを、訪問先や公務の内容に合わせて着こなしを変える。それは単なるファッションセンスではなく、相手への心遣いと敬意の表れであり、公務への深い配慮が込められていた。
「佳子さまのファッションは、華やかさだけでなく、こうした細やかな心配りによって支えられています。TPOに合わせた着回し術は、思いやりのファッションの好例といえるのではないでしょうか」(ファッション関係者)

佳子さまのワンピース好きは健在。しかしその着こなしには、常に「相手を思う心」が息づいている。

















