健康・医療

名医が選んで食べている「コンビニごはん」「スーパー総菜」 もち麦おにぎり、おでん、サラダチキン、刺身、焼き魚…“成分がしっかりわかる”からこそ栄養管理しやすい利点 

ヘルシーおやつは無塩と無糖

 コンビニやスーパーで買うのは食品だけではない。いまやコンビニスイーツは“専門店以上”とも注目され、健康志向の高い商品も多い。

「70%以上の高カカオチョコレートは、砂糖が控えめで高酸化物質が豊富です。カカオフラバノールには血管内皮機能改善や脳血流増加作用があり、いくつかの臨床研究で認知機能テストを改善した報告があるため、認知症予防に補助的に役立つ可能性が示されています。小分け包装されているものなら、量の調整がしやすいのも利点です」(菅原さん)

 ヘルシーなナッツは美容効果も期待できる。

「血糖値が乱れにくく、抗酸化物質が豊富。小腹対策にもってこいなうえ、美容に欠かせないビタミンEが豊富なナッツ類は、どこのコンビニでも買うことができます。ただ、無塩のものを選ばないと塩分過多でかえって体に悪いので注意しましょう」(日比野さん)

 塩分と同様、砂糖も摂りすぎは禁物だ。ヨーグルトや野菜ジュースなど体にいいと思っても砂糖や人工甘味料まみれでは意味がない。

「ヨーグルトは高たんぱくで腸活にもぴったりですが、無糖を選ばないと逆効果です。WHO(世界保健機関)は1日の砂糖摂取量として25gを推奨しており、スイーツやジュースを選ぶとすぐに超えてしまいます。無糖のヨーグルトにはちみつをかければ砂糖の量を抑えられ、ビタミンやポリフェノールを摂れるのでおすすめです」(谷本さん)

ヨーグルト
ヨーグルトは無糖を選ばないと逆効果になる(写真/PIXTA)
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 最近はどこのコンビニやスーパーでも置いてある冷凍フルーツも、前出の平松さんのほか、複数の医師から選ばれている。

「冷凍のマンゴーやブルーベリーをおやつに選ぶことがあります。カロリーが低くて抗酸化作用があり、ポリフェノールを含むので美容にもいいんです」(高尾さん)

 昔ながらのおやつである干しいもや焼きいもは腸内環境の改善にぴったり。

「自然の甘みで、食物繊維が豊富です。便通改善にもいいので美容効果も期待できます」(日比野さん・以下同)

 これらのおやつのお供や、眠気覚ましにコーヒーを飲むのもおすすめだとか。

「米ハーバード公衆衛生大学院(HSPH)の研究によると、1日に2〜3杯のコーヒーを飲むと心疾患リスクが21%低かったといいます。肝臓の疾患、肝臓がんに関してもがんの発症や肝硬変の死亡リスクが低かったという報告もある。

 さらに最近の研究では抑うつ状態や不安障害、認知症リスクの低下とも関連があるというメタ解析も出ています。私は最近、美容のために豆乳ラテやオーツミルクラテを選ぶようにしています」

デパ地下散策が認知症予防に

 便利でコスパがいいだけでなく、選び方次第でさまざまな健康効果を得られるコンビニ食品やスーパー総菜だが、栄養価と同時に使用されている添加物をよく見て慎重に商品を選んでほしいという。

「ハムやソーセージは発がん性リスクがあると指摘される亜硝酸塩が多く含まれており注意が必要です。また、適量であれば体にいいコーヒーも、飲みすぎると頭痛のもとになるケースがあります。週に2〜3日はノンカフェインの日をつくりましょう」(菅原さん)

 日比野さんが続ける。

コンビニやスーパーで食品を選ぶことは脳の活性化につながる(写真/PIXTA)
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「なるべく添加物が少なく加工度合いが少ないものを選ぶようにしましょう。原材料表示はシンプルなものがいいですね。中食が続けば、いくら栄養価の高いものや体にいいものを選んでも負担が生じます。適度な頻度でうまく使いこなしてください」

 コンビニやスーパーで食品を選ぶことは、脳の活性化につながると奥村さんは指摘する。

「今日は何を食べようか、新しい商品を試してみようという行動は脳を活性化させます。コンビニやスーパー以上に、デパ地下は季節の食材が並ぶので、散歩をするだけでも脳が刺激され認知症予防になります」

 名医たちの「お気に入り食品」を参考に、コンビニやスーパーの食品を食卓にうまく取り入れよう。

※女性セブン2025年12月4日号