
冬の間に溜まった疲れを体の内側からリセットすべく、素材のおいしさを豊かに味わう「蒸し料理」を教えてもらった。「パサつきやすい鶏胸肉は、塩麹をまぶして蒸せばしっとり仕上がります。和えたり、ご飯や麺のトッピングにしたり、自由自在に使えるので重宝します」とウー・ウェンさん。炒める、焼く、煮ると同じ「調理法のひとつ」として日常に取り入れれば、体にやさしくヘルシーな逸品があっという間に出来上がり。
「蒸し鶏の香味野菜和え」のレシピ
タイムと一緒に蒸して香味野菜をたっぷりと!ふんわり蒸し鶏に感動する逸品。
《材料》(作りやすい分量)
鶏胸肉…2枚(400g) 塩麹…大さじ2 (または紹興酒大さじ2、粗塩小さじ1) タイム…2本 大葉…10枚 みょうが…1個
<A>ごま油…大さじ1 しょうが(すりおろし)…小さじ1 粗塩…小さじ1/3 粗びき黒こしょう…小さじ1/4
《作り方》
【1】鶏胸肉は皮を除き、全体に塩麹をまぶす。ラップをして冷蔵庫にひと晩置く。
【2】蒸しトレイに【1】を並べ、その上にタイムをのせる。蒸気の上がった鍋にのせ、ふたをして、中火で2分、弱火で12分蒸したら火を止め、そのまま10分置く。

【3】【2】を1枚だけ食べやすく手で裂き、Aで和える。【2】のタイム、せん切りにした大葉とみょうがも加えて和える。
【アレンジ】「鶏飯」
ピリ辛のごまだれが好相性。香菜をご飯に混ぜてさっぱりと。

《材料》(2~3人分)
蒸し鶏…1枚 香菜…1~2本 ご飯(あればジャスミン米) …300g
<A>しょうゆ…大さじ1 黒酢…大さじ1 練りごま…大さじ1 豆板醤…小さじ1
《作り方》
【1】蒸し鶏1枚を5mm幅に切る。香菜の茎はみじん切りに、葉は2cm幅に切る。
【2】ご飯と香菜の茎を混ぜ合わせ、器に盛り、蒸し鶏をのせる。よく混ぜ合わせた<A>をかけ、香菜の葉を添える。
「焼麦」のレシピ
鶏ひき肉でもおいしい!胸肉ともも肉を半量ずつがウー家流。蒸籠に並ぶ様子は麦畑のよう。下味がしっかりついているのでそのまま食べても美味。

《材料》(30個分)
焼麦の皮(8cm角)…30枚 豚ひき肉…400g 黒酢…適量 からし…適量
<A>粗びき黒こしょう…少量 酒…大さじ1 しょうが(みじん切り)…20g しょうゆ…大さじ1 オイスターソース…大さじ1 玉ねぎ(みじん切り)…1/2個分(120g) パン粉 …10g 片栗粉…大さじ1/2 粗塩…小さじ1/2 ごま油…大さじ1
《作り方》
【1】ボウルに豚ひき肉を入れ、<A>を順に加え、その都度よく混ぜて下味をつける。

【2】焼麦の皮に【1】の餡を適量のせ、箸で空気を抜くようにならしたら、親指と人差し指でゆるく輪を作り、その上に置く。餡の重みで下がってきたら、反対の手の親指と人差し指で上部を軽くつかみ、下から上にかけて少し回すようにしてすぼめる。親指と人差し指で上部をきゅっと締め、反対の手で底を平たく整える。


【3】蒸籠にクッキングシートを敷いて【2】を並べ、蒸気の上がった鍋にのせる。ふたをして、強火で1分、弱火で11分蒸したら火を止め、そのまま5分置く。

【4】好みで黒酢とからしをつけていただく。
◆教えてくれたのは:料理家・ウー・ウェンさん

中国・北京市出身。ウー・ウェン クッキングサロン主宰。母親から受け継いだ中国家庭料理や医食同源に根ざした料理が人気で、中国の暮らしや文化を伝えている。新著に『ウー・ウェンの100年スープ』(主婦の友社)など著書多数。
撮影/豊田朋子 スタイリング/岩崎牧子 取材・文/岸綾香
※女性セブン2026年2月19・26日号