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《第一志望校にするりと通る》受験生が殺到「開創350年以上の古刹」ねずみ小僧が眠る寺院になぜ?【絶対に“落ちない”開運神社仏閣特集④】

ビルの合間に構えている。
写真3枚

本格的な受験シーズンが到来した。合否を分けるのはそれまで自分が積み重ねてきた努力の量だと頭では理解していても、いざ本番が近づくと神頼みしたくなるのが人間の性というもの。そこで今回は、人々から“落ちない”ことで知られる神社や寺を徹底取材。全4回に渡って最強の「開運スポット」を紹介する。【第4回】

回向院(東京・墨田区)

第一志望校に“するり”と滑り込みたい人にぴったりな寺がある。JR両国駅から徒歩3分のところにある、『回向院』(東京・墨田区)だ。歴史は古く、創建はいまから360年以上前の江戸時代にまで遡る。住職の本多将敬さんが語る。

「1657年に起きた明暦の大火で亡くなった人を、宗派を超えて弔うべく設けられた法要の場が回向院の始まりです。亡くなった方々を葬った塚を守るためにお堂が建てられ、それが現在の回向院へとつながっています。

宗派を問わずあらゆる生命の供養を行ったことから〝もろもろの宗教の山〟という意味で『諸宗山』という少し変わった山号を持っています。誰であっても、どんな亡くなり方であっても手を合わせるという姿勢は創建当初から変わっていません」

だからこそ、江戸時代末期に活躍した大泥棒、ねずみ小僧も葬られているのだという。

「ねずみ小僧は江戸末期の1832年に処刑されました。当時の法令では罪人は個別の墓を持つことができず、合葬で弔うのが基本でした。しかし、義賊として知られたねずみ小僧を慕う人も多く、『せめてきちんと供養をしたい』と思った人たちが彼の首を回向院へ持ち込み、首塚を築いたそうです。回向院は幕府公認の無縁寺でしたから、罪人であっても引き受け、供養することができたのです」(本多さん)

ねずみ小僧といえば、どれほど厳しい警備の屋敷でも、するりと屋根を伝って忍び込み、決して捕まらなかったことで有名だ。

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