「この『屋根から落ちない』『するりと通る』というイメージが、いつしか受験生の間で『志望校に落ちない』『するりと志望校に通る』と縁起がいいとされ、合格祈願のご利益がある、と定着したようです。
また、ねずみ小僧の戒名は『教覚速善居士(きょうがくそくぜんこじ)』といいます。これを“教えをはやくよく覚える”と読み解くことができる点も、受験生ブームを後押しした理由の1つだと思います」(本多さん)
参拝者の目玉は、ねずみ小僧の墓石に前にある「石」だ。本多さんが続ける。

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「江戸時代から『鼠小僧の墓石を削って身につけると願いが叶う』といういわれがあるんです 。本物の墓石を削り続けるとなくなってしまいますので、お墓の前には削るための『お前立ち(おまえだち)』という石があります。お墓の周りに落ちている小石を使い、ご自身の願いを込めながら削ってください。

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削り出した『粉』の量にこだわる必要はなく、大事なのは『思い』を込めること。削った粉は寺で授与している専用の『お守り袋』に入れて持ち帰っていただけます」
自分の手で削り出した「お守り」で必勝祈願してみては。