
52才で乳がんが見つかり、闘病中に元夫の不倫が発覚。うつ病をわずらい、54才で離婚するという激動の50代を過ごした南果歩。それでも「ずっと変化していくことが人生。恐れずに楽しむことが大切」と語り、還暦を迎えた後も毎日をいきいきと過ごしています。
そんな彼女に、心と体をやさしく整えられる習慣を聞きました。無理をせず自分をいたわる小さな積み重ねが、健やかさと自然な笑顔につながります!
※女性セブン本誌に収まり切らなかったロングインタビューをノーカットで掲載します。

1.食事はゆるめに調整
食いしんぼうな私ですが、家ではオーガニックやグルテンフリーの食材を使って自炊をしています。ヨーグルトメーカーで作る自家製甘酒もお気に入り。その分、外で友人と会食するときは、うどんでもパスタでもなんでもペロリ。
食べることが好きなので、料理も大好き。友人や家族が遊びに来た時はあれこれと振る舞いますが、自分ひとりの時は簡単に済ませてしまうことも多いです。
例えば昨日は、きび、あわ、ひえの雑穀でできた乾麺を茹でてナポリタンに。今朝は、残り物のお鍋をスープに変身させて、スキーへ行った時に立ち寄った道の駅で買った新鮮卵があったので、卵かけご飯にしていただきました。
2.ノルマは決めずにトレーニング
2020年から始めた筋トレのおかげで代謝が上がり、冷え性が治りました。ほかにはヨガ、最近始めたマシンピラティスなど、その日の気分でトレーニングを選んでいます。
ノルマは決めず、できるときにやれるだけやる。これが長続きの秘訣です。本当にストイックな性格ではないので、家ではストレッチすらやりません(笑い)。その代わりスタジオで着るウェアーは、トップスとレギンスの間にちょっとだけお腹を出すのがルール。体型を把握するバロメーターなんです。
去年からは、数十年ぶりにスキーも楽しんでいます。今シーズンも雪山へ行って、ユーミンの歌を口ずさみながら無理のない緩やかなファミリーコースを滑走。最高に気持ちがいいです!
3.世代関係なく友人と対話
同世代との女子会でコスメの話で盛り上がることもあれば、若い世代のお友達と行ったカラオケでジェネレーションギャップに爆笑することも。
心から笑顔でいられる時間を大切にしています。先日あった女子会では、「やっぱり口紅はつけようよ」という話題に。若い皆さんがつけていらっしゃる素敵な発色のリップグロス、友人に勧められて私も愛用しています。でもね、やっぱり華やかな口紅をつけた時の高揚感、ときめきは忘れちゃダメよねって話を終始しました。

50代の苦しみが60代の栄養になる
女性の50代って、本当にいろんな変化が起きる年代だと思います。
私自身、環境的にも体力的にも、まさに右肩下がりな日々でした。
そんな怒涛の50代を超えて還暦を迎えた瞬間、なんだか人生が一周回って、新たなスタートを切ったような気持ちになれたんです。
人生いいことばかりではないけれど、悪いことばかりも続かない。辛いことや悲しいことも、時が経てばすべて自分の栄養になっていた。
だから今、悩みや苦しみを感じている方にこそ、「還暦スマイル」を読んでいただきたい。
私が50代で経験してきたこと、還暦を超えて大切にしていること、他にもお芝居との関わり方や、旅先でのちょっと間抜けなエピソードまで、初めてお話するエピソードもたくさん書き下ろしました。人はいつからでも、どこからでもスタートできます。
皆さんも好きなことは後回しにせず、どんどんやっていきましょう!
撮影/田中丸善治 取材・文/瀬尾水穂