
みずみずしく甘みと香りが強い春野菜は、シンプルなパスタとの相性も抜群。少ない食材でも、目にも鮮やかなごちそうに仕上がる。料理家のワタナベマキさんが教えてくれた、メイン食材ひとつの簡単で極上なひと皿で、春の訪れをたっぷり味わってください!
パスタに塩を効かせて具材の風味を引き立てる
「パスタはゆでるときにしっかり塩味をつけると、少ない食材でも味が決まり、パスタ本来のおいしさも引き立ちます。春の風味の強い野菜や、旨みの豊富な調味料はシンプルなパスタにピッタリです」(ワタナベマキさん・以下同)
基本のパスタの作り方
パスタはたっぷりの湯に1%の塩を加えてゆでる。

「目安は水2L(10カップ)に対して塩大さじ1強(20g)。パスタを加えたら、湯の中でゆらゆらする程度の中火で、袋の表示通りの時間ゆでます」

パスタをゆでるのと並行して、ソースを作る。
「具材を炒めたら、パスタのゆで汁を加えてとろみをつけます。パスタが馴染みやすくなるうえ、塩味が旨みになります」
「そら豆のアンチョビパスタ」のレシピ
軽く潰したそら豆がパスタによく絡む。アンチョビを崩しながら、味の変化を楽しんで。

《作り方》(2人分)
【1】そら豆(むき身)200gは薄皮をむく。にんにく1片はみじん切りにする。
【2】スパゲッティ(1.7mm)160gは基本の通りにゆでる。
【3】フライパンににんにく、オリーブオイル大さじ1を入れて弱火にかけ、香りが立ったら中火にしてそら豆を加えてさっと炒める。
【4】【2】のゆで汁1/2カップ、白ワイン大さじ2、塩小さじ2/3を加えて、そら豆が柔らかくなり水分が半分くらいになるまで5分ほど炒め煮し、そら豆を軽くつぶす。
【5】【2】の湯を切り【4】に加えて絡め、器に盛る。アンチョビ(フィレ)4枚をのせ、粗びき黒こしょう適量を振る。
「はまぐりのガーリックパスタ」のレシピ
はまぐりの旨みが溶け出したソースが絶品。仕上げのレモンがふわりと香る風味豊かなひと皿。

《作り方》(2人分)
【1】はまぐり8〜10個は3%の塩水に30〜60分浸して砂を抜き、流水でよく洗う。にんにく1片はみじん切りに、赤唐辛子1/2本は小口切りにする。
【2】スパゲッティ(1.7mm)160gは基本の通りにゆでる。
【3】フライパンににんにく、赤唐辛子、オリーブオイル大さじ1を入れ弱火にかける。香りが立ったら中火にして、はまぐりと白ワイン大さじ2、塩小さじ2/3を加え、ふたをしてはまぐりの口が開くまで2〜3分蒸し煮にする。
【4】はまぐりの殻を除き、【2】のゆで汁大さじ4を加えて混ぜ、【2】の湯を切って加えて和える。器に盛り、粗びき黒こしょう・レモンの皮のすりおろし各少量を振る。
「たけのこのフレッシュバジルパスタ」のレシピ
香り高いたけのことさわやかなバジルの組み合わせ。オイルとチーズでコクをプラス。

《作り方》(2人分)
【1】ゆでたけのこ200gは洗って水気を拭き、放射状に7〜8mm厚さに切る。にんにく1片とアンチョビ(フィレ)4枚はみじん切りにする。
【2】スパゲッティ(1.7mm)160gは基本の通りにゆでる。
【3】フライパンににんにく、オリーブオイル大さじ1を入れ弱火にかける。香りが立ったらアンチョビを加えてなじませる。中火にしてたけのこ、白ワイン大さじ2、塩小さじ1/2を加え、軽く焼き目がつくまで炒める。
【4】【2】のゆで汁大さじ4を加えて混ぜ、【2】の湯を切って加えて和える。器に盛り、バジルの葉8枚をちぎってのせ、粗びき黒こしょう少量と粉チーズ(あればパルミジャーノレッジャーノ)適量を振る。
◆教えてくれたのは:料理家・ワタナベマキさん

季節の食材を大切にした、作りやすく丁寧なレシピが人気。著書も数多く、最新刊は『薬膳の考えを取り入れた リカバリーサラダ』(扶桑社)。
撮影/鈴木泰介 スタイリング/朴玲愛 取材・文/青山貴子 協力/UTUWA
※女性セブン2026年3月26日・4月2日号