健康・医療
2026.04.01 07:00
《「長生き血管」「長生き血液」のつくり方》第一は生活習慣 減塩とともに重視されるのは「摂取するナトリウムとカリウムのバランス」 水分補給を意識してコーヒーを飲むのもおすすめ
健康のためには酒は1滴も飲まない方がいい
一方、アルコールは血管にとっては「百害あって一利なし」だ。
「飲酒直後は血管が拡張して血圧が下がりますが、その後血管が収縮するので、結果的に血圧が上がることがわかっています。大酒飲みのかたは、喫煙者と同じように血圧が高いともいわれているほどです」(渡辺さん)
厚労省の定める1日あたりのアルコール摂取量の適量は、男性20〜40g未満、女性は10〜20g未満。約20gはワイングラスに軽く1杯、ビールなら500ml缶、日本酒なら1合(180ml)だ。お酒が好きな人にとっては、これを守るのはかなり難しいだろう。池谷医院院長で循環器専門医の池谷敏郎さんが言う。
「かつては“少量の酒は百薬の長”とも考えられていましたが、近年は“健康のためには酒は1滴も飲まない方がいい”という説が有力です。しかし、それではお酒が好きな人にとってはあまりにもつらい。適量のお酒にはリラックス効果があり、それが脳や心血管系の病気のリスク軽減に役立つ可能性もあります。
お酒が好きなら、がまんしてストレスをためる方がリスクになる。“血液検査で肝機能などに異常がなければ、それがその人の適量”と考えてもいいかもしれません」
血液と血管の健康のため肥満予防は重要だが、極端なダイエットはむしろ血液と血管を傷つける。
「特に、食べる量を減らすダイエットは危険です。必要な栄養素が不足するほか、ストレスでリバウンドして過食すれば、ダイエットを始める以前よりも急激にLDLコレステロール値が上がることになり、心筋梗塞や脳卒中のリスクが激増します」(高沢さん)

写真5枚

写真5枚
(第3回に続く)
※女性セブン2026年4月9日号