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「アンタは人の話を聞いてないッ!」と激怒され… “生きた心地がしなかった”細木数子さんへの取材体験をオバ記者が告白

日本中を席巻した占い師・細木数子さん
写真4枚

 4月25日に配信されるやいなや大きな話題になったのが、細木数子さんの激動の人生を描くNetflixドラマ『地獄に堕ちるわよ』。細木さんへの取材経験がある、女性セブンの名物ライター“オバ記者”こと野原広子氏が、当時のエピソードを明かす。

「あんたは何を聞きたいんだよ!」

 東京・赤坂のTBSテレビの地下に『ざくろ』という日本料理店があった。その人は、ご自分から取材場所として指定したこの店に入って来るなり、怒っていた。「こんな面倒くさい取材なんか、やってらんねぇんだよ」と。

 大股で怒鳴り歩く様は“雪豹”をイメージさせた。そんな細木数子さんに気圧されて、私は前口上のタイミングを逃した。雪豹様はドンと腰を下ろすやいなや、「すき焼き定食ふたつ!」と注文した。そしてすかさず、「で、あんたは何を聞きたいんだよ!」と私の顔をヒタと見た。

 いまから40年前、1986年の春。当時48才の細木さんが上梓した『運命を読む六星占術入門』が大ベストセラーになった頃だ。それを受けて、『女性セブン』編集部から私に依頼があった。「春から夏にかけての3か月を細木さんに占っていただき、それを記事にしてほしい」という依頼だった。

 編集部のデスク氏は「すべての星の運勢を3か月ぶん」と事もなげに言うのだが、先方から私に与えられた取材時間は1時間。どう考えても、時間内に話を聞き終えるのはムリだ。

 その頃は「ムリ編に気合と書いて『女性週刊誌ライター』と読む」といわれた時代で、いまのように「コンプライアンス」だの「忖度」だのは登場していなかったから、私自身もかなりムリな取材をやらされた。だからムチャ振りには慣れていた。にもかかわらず、当時29才の私は途方に暮れた。非情なデスク氏は「いいか、飯だけ食われて帰ってくるんじゃねぇぞ」とダメ押しまでした。

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