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《3位漬物、2位青魚、1位は…》食事で偏差値が変わる!名医が指摘「難関中学合格者」が食べたもの、食べなかったもの

受験勉強に励む小学6年生(読者提供)
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■「かつ丼」が受験勉強に最悪なワケ

果たして、これらの行動にはどこまで科学的な根拠があったのか。脳のパフォーマンスに詳しい医師の小倉行雄氏は、「白米を減らしたという判断は理にかなっている」と評価する。

「夜遅い時間に大量の白米を食べると血糖値が急上昇し、その後の急降下で眠気や集中力の低下を招きます。お子さんが『眠たくなるからおやつはいらない』と言うようになったのは、血糖値の乱高下が減ったサインとも考えられますね」

試験直前の「勝負飯」にも、語気を強める。

「『かつ丼で勝つ』なんて縁起担ぎをよく耳にしますが、これは最悪の行為。白米に揚げ物が重なるぶん、胃腸への負担も大きい。食事の2〜3時間後に集中力がガクッと落ちる可能性がある。縁起より栄養で考えてほしいですね」

一方、大野さんが乳製品をやめた判断についても、小倉医師は「とても良い判断」と評価。その背景には、炎症という大敵の存在があると力説する。

「体内で炎症が起きると、体はその対処に栄養を使います。その分だけ脳に回る栄養が減り、集中力や判断力が低下しやすくなる。小麦に含まれるグルテン、乳清に含まれるカゼインは炎症を引き起こす要因となり、腸壁が弱まる『リーキーガット』という状態を招きやすい。グラタンやシチューはこの2つを同時に含む組み合わせで、体への負担が重なります。乳製品を完全にやめるという話ではありません。7割減らすだけで変わります」

では逆に、積極的に食べてほしいものは何か。小倉医師が順に挙げる。

「まずは漬物です。発酵食品は善玉菌を増やし、腸の状態を整えます。次に青魚。ブリやサバに含まれるオメガ3脂肪酸が脳の炎症を抑え、ビタミンDが脳内ホルモンのバランスを整える。そして1位は、納豆。玄米と組み合わせた納豆ご飯に、豆腐の味噌汁、漬物のセットは完ぺきな組み合わせだと思います。納豆と豆腐のトリプトファンがセロトニンの原料になり、玄米で血糖値を安定させ、漬物と味噌でさらに腸を補ってくれるからです。セロトニンが分泌されると、問題が一問解けただけでも達成感が生まれやすくなる」

反対に食べてはいけないのが、スナック菓子だ。

「お菓子に多く含まれる食品添加物としてのリン酸塩を摂りすぎると、カルシウムの吸収を妨げ、やる気のなさや頑張れない感覚にもつながりやすい。週に2〜3回以下に抑えるだけで、違いが出てくる子も多いですよ」

今日、この子は何を食べるか――。合格を支えるのは、塾や参考書だけではないのかもしれない。

小倉行雄氏
名古屋大学医学部卒。リジェネレーションクリニック「アルゴメディカルサロン」院長。遺伝子検査を用いた栄養療法で脳のパフォーマンス向上に取り組む。著書に『医学的に脳のパフォーマンスをMAXにする方法』(青春出版社)

取材・文/桜井カズキ