タブーだった欧州訪問
別の宮内庁関係者によると、「愛子さまの欧州訪問は、これまで“タブー”とされてきた」という。
「皇位継承は長子優先であり性別は関係ない欧州には、愛子さまと同世代の次期国王となる王女が多くいる。今後“女王の時代”が来るともいわれる欧州に愛子さまが訪問し、王女たちと対面されることは、目下、日本でも熱を帯びている“愛子天皇論”をいたずらに刺激することにもなりかねない。天皇家の長女で、国民からの大きな支持もありながら、天皇として即位することはできない愛子さまの存在が際立ってしまうからです。そうした可能性を忌避し、愛子さまの欧州訪問を控える動きもあったのです」(別の宮内庁関係者)
しかしいまや、愛子さまの欧州訪問への土壌は整いつつあるという。
「6月8日、国会では皇室典範改正へ向け、13の政党・会派が出席する全体会合が開かれ、衆参両院の正副議長が取りまとめた『立法府の総意』案について説明が行われました。今回示された案では、《(1)女性皇族が結婚後も皇室の身分を保持する案》《(2)旧宮家の養子案》の2案が“よしとする”との意である『了』とされており、この2案の実現はほぼ確実視されています。
一方、国民の声とは裏腹に、“愛子天皇”への道筋は、議論の俎上にすら載せられていないのが現状です。“悠仁さままでの皇位継承の流れをゆるがせにしてはならない”という前提が改めて確認され、女性皇族が結婚後も皇室の一員として活躍できる道筋が整いつつあるいま、愛子さまは天皇家が長年にわたり築いてきた精神を受け継ぎ、国際親善の舞台の中心に立つ役割を担われたいというお気持ちなのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)
特別国会の最終日は7月17日。今会期中での改正を見据え、国会での議論が加速度的に進んでいる。自らの将来をめぐる議論が佳境を迎える中—決意を胸に刻んだ愛子さまは押しも押されもせぬプリンセスとして、欧州という大舞台へと羽ばたかれていく。
※女性セブン2026年6月25日号