
5月31日、愛子さまが天皇陛下とともに東京六大学野球の早慶戦を観戦された。試合終了後には陛下と愛子さまが選手たちにねぎらいの言葉をかけられる姿もあったが、雅子さまの“不在”が意味するものとは──。【全3回の第2回】
五月晴れの中、学生たちの躍動を見守られた陛下と愛子さま。しかし、そこに雅子さまの姿はなかった。
「事前の公式発表では陛下おひとりでの観戦とされていましたが、水面下ではご一家揃って観戦される方向で調整が進められていました。実際、関係者の間では混乱もあったようで、NHKのEテレで行われた試合中継では、アナウンサーが『天皇皇后両陛下と愛子さまが観戦されます』と原稿を読み上げる事態もありました。直前でお取りやめになったことで、予定稿の修正が間に合わなかったのでしょう」(皇室ジャーナリスト)
雅子さまの“不在”は、間近に迫る欧州歴訪を見据えたものだったという。

「両陛下は6月13日から26日まで約2週間にわたり、国賓としてオランダ・ベルギー両国を訪問されます。今回の欧州歴訪は、移動距離や時差、滞在日数を踏まえると、いまだご快復の途上にある雅子さまにとっては、これまで以上にお体に負担がかかることが想定される。そして何よりも、絆の深い両国へのご訪問です。ご体調の調整に万全を期すため、雅子さまは球場での観戦を見送られたようです」(宮内庁関係者)
両国は天皇皇后として奮闘される両陛下をねぎらうため、現地で最大限の歓待を用意しているという。
「静かな環境で心身を休めてほしいというオランダ王室の配慮から、両陛下は現地で王室が所有する宮殿や郊外の別邸に宿泊され、ゆっくりと過ごされる時間が用意されています。ベルギーもそれに倣い、両国ともに3日間ずつ、取材設定がほとんどない、ごくプライベートな時間が設けられる予定です」(宮内庁関係者)
同世代のプリンセスと対面
王室の施設で過ごされる間、両陛下は愛子さまと同世代の王室メンバーと交流を持たれることになる。
「オランダには愛子さまの2才年下のアマリア王女、ベルギーには愛子さまと同い年のエリザベート王女がいます。お二人とも、将来即位することが予定されている次期国王です。
陛下はこれまで、世代を超えて受け継がれてきた欧州王室との交流の重要性をたびたび語ってこられました。王室メンバーと直接交流できる機会は限られていますから、次世代の日本の皇室のためにも、両陛下は現地で時間をかけて親交を深められるはず。もちろん、愛子さまの話題を積極的に出されることでしょう」(前出・皇室ジャーナリスト)
皇室の伝統を受け継ぎ、国境や世代を超えた絆をつなぐため──国際親善の最前線で全力を尽くされる雅子さまを支えていらっしゃるのが、ほかでもない愛子さまだ。
「早慶戦に愛子さまが同行されることは事前に発表されていませんでしたから、愛子さまは必ずしも、出席される必要はなかったといえます。そんな中でも、ご体調の調整に最善を尽くされる雅子さまの代わりに、愛子さまは国民の前に姿を見せられ、学生たちにエールを送られました」(前出・皇室ジャーナリスト)
(第3回へ続く)
※女性セブン2026年6月18日号