よもぎを生活に取り入れる
よもぎを使った自家製のチンキや入浴剤で、よもぎの成分を余すところなく徹底活用!
生:収穫は春~夏。アクが強く、えぐみや苦みを感じるため、下茹でや蒸すなどのアク抜き処理が必要。

乾燥:通年利用でき、お茶や入浴剤、よもぎ蒸しなどに利用できる。

粉(パウダー):通年利用でき、爽やかな香りときれいな緑色が楽しめる。

よもぎの見分け方
裏面が白くやわらかいのがよもぎ。毒を持つ植物(トリカブト、シュウメイギク)と類似しているため、採取する場合は注意が必要。農薬、除草薬、排気ガスなど汚染の可能性がある場所での採取も避ける。

よもぎチンキ
肌荒れや切り傷、うがい薬に

【作り方】
ドライの葉、または適当な大きさにちぎった生のよもぎの葉10gを、ウォッカ(エタノール濃度40~50%)100mlに浸す。2週間~1か月漬け、ガーゼなどで濾す。
乾燥よもぎは…
春先の新芽を摘み、水を張ったボウルに入れて10分ほどさらす。土や砂、虫を落とし、ペーパーで水気を切ったらざるの上などで天日干しにする。手軽な市販品を利用しても。
よもぎ抽出液の入浴剤
冷え性改善、デトックス効果も

【作り方】
生のよもぎの葉を一握り細かく刻んで(またはドライの葉を好みの量)お茶袋等に入れ、5~10分ほど湯で煮出して成分を抽出。煎じた湯ごと浴槽に入れる。※お風呂は、その日のうちに流してください。チンキをおちょこ1杯程度(18ml)入れても。
よもぎのバスソルト
むくみ解消や肌荒れ改善、安眠も

【作り方】
ちぎった生のよもぎの葉と、好みの天然塩適量をミルフィーユ状に重ねる。1週間くらいで使い時。桜餅のような香りに。
よもぎのインフューズドオイル
肌の保湿、マッサージにも最適

【作り方】
耐熱の器などに、ドライの葉12g、太白ごま油80ml(オリーブオイルでも可)をひたひたになるくらいまで注ぐ。湯を張った鍋に入れ、30分~1時間、時々混ぜながら湯せんして(60~80℃くらいをキープ)、成分を抽出させる。ガーゼなどで濾す。
“もぐさ”の原料はよもぎ
古代より長く親しまれてきた治療法、お灸。そこで使われる「もぐさ」は、実はよもぎの葉を乾燥、精製したもの。おもに裏側の白い綿毛部分を使用する。葉の裏にはリラックス効果のある「シネオール」(精油成分)も含まれ、香りが脳の緊張もほぐしてくれる。

※商品の価格は編集部調べ。いずれも税込です。
◆教えてくれたのは:薬草研究家・民族植物研究家 山下智道さん

幼少期から卓越した生薬学や植物の知識を身につける。薬用植物の観察会やワークショップを行う。著書に『薬草活用図鑑』(山と溪谷社)ほか。
撮影/田中宏幸、北原千恵美
調理/植田有香子 写真/PIXTA
※女性セブン2026年6月25日号