
ゴールデンウイークの昼過ぎ、道行く人が思わず立ち止まった。視線の先には、ライムグリーンに白の大きなドット柄のロングガウンを羽織った長身の男性がいる。中に合わせるのは白シャツに白のワイドパンツ。「ド派手なファッション」に周囲の視線が集まっても、本人は一向に気にしない。
ラタンの編み込みバッグを肩にかけ、フレームレスのサングラス越しでも分かる優しく細められた目元。顎にはグレー混じりの短い髭。口角だけをキュッと上げた独特の笑みを浮かべるのは、平井堅(54)だ。友人と思しき男女と“ドリカム状態”で談笑しながら街を歩く姿は、どこまでもリラックスしていた。
平井を地上波で見かけなくなって久しい。2021年のアルバム『あなたになりたかった』以降、新曲や大きなライブの発表が途絶え、本人の表立った活動が長く見えなくなったことで、ネット上では「事実上の活動休止」という声も上がっていた。
昨年、デビュー30周年を迎え、『Ken Hirai 30th Anniversary Ken’s Bar Special !! 2025 – 2026』を始動。昨年末から今年2月にかけて、東名阪でライブを行い、盛況だったようですよ」(音楽関係者)

かつてバラエティ番組に出演していた頃の平井は、ひょうきんな一面で笑いを取り、共演者をリラックスさせる気さくな素顔を持っていた。”歌うま・クール”なイメージとはまた違う、人懐っこい表情を見せていたが、その笑顔は今も変わっていない。
「今はバラエティ番組や音楽番組への出演こそ激減していますが、あのキャラクターはそのままです。届けたい人に、届けたい形で音楽を渡す。50代になって、そういう距離感を自分で選んでいるようです」(前出・音楽関係者)
冒頭のように“キラッキラ”なオーラ全開で都心を歩いていた平井。テレビに出なくなって久しいが、街で見かける彼の輝きはむしろ増していたようだった。