健康・医療

《老ける人・老けない人の分かれ目》「食事」で注意すべきは食後血糖値を急上昇させる「高GI食品」 多くの食材をバランスよく使う“カラフルな食事”で老化の抑制を

食事する女性
老化を抑制する食事とは(写真/PIXTA)
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 年を重ねれば老化は避けられない。だからこそ「どうせ、もう年だし……」とあきらめる人は多いだろう。しかし、そのスピードはちょっとしたことの積み重ねで遅くすることも、また逆に加速させてしまうこともある。老いを緩やかにすることなら誰にでも可能なのだ。専門家にその分かれ道について聞いた。【全5回の第1回】

老け方が異なるのは老化細胞の数の違い

 同じ年齢なのにめっきり老け込む人がいる一方、いつまでも若々しく元気ハツラツの人もいる。歩んできた人生の長さはそれほど変わらないはずなのに、なぜこんな不条理が生じるのか。

 医療経済ジャーナリストの室井一辰さんは「老化細胞」の影響を指摘する。

「ほとんどの細胞は分裂を繰り返しますが、分裂できなくなると老化細胞になります。本来の機能を失っているのに体内にとどまるので、“ゾンビ細胞”とも呼ばれます。年齢が同じなのに老け方が異なるのは、老化細胞の数が違うからという根拠が明らかになってきています。この細胞が増えると炎症性の物質を分泌して、体をどんどん老化させるのです」

 老化細胞が蓄積すると身体機能の低下や、がんを含むさまざまな加齢性疾患の発症や悪化が生じる。老いを加速させる老化細胞が生じる主な原因は「悪い生活習慣」だと室井さんは語る。

「英オックスフォード大学が昨年発表した研究結果では、遺伝要因が寿命に与えた影響が2%未満だったのに対し、生活習慣を含む環境要因が寿命に与えた影響は17%でした。老化を左右するのは遺伝よりも生活習慣なのです」

 同志社大学スポーツ健康科学部教授の石井好二郎さんが続けて指摘する。

「生活習慣を見直しても老化を止めることはできませんが、緩やかにすることはできます。老ける人と老いない人の差は、毎日の暮らしぶりにあるのです」